『ブレイキング・バッド』スピンオフ、本家主人公ウォルター・ホワイトの出演もあり?

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シーズン1が放送される前にシーズン2の製作が決定した『ブレイキング・バッド』スピンオフ・ドラマ『Better Call Saul(原題)』。この期待のスピンオフに、本家の主人公、ブライアン・クランストン演じるウォルター・ホワイトが再登場できる構想があるという。
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New York Daily Newsによると、『ブレイキング・バッド』に引き続き、ヴィンス・ギリガンと共にスピンオフを手掛けるクリエイターのピーター・グールドが、スピンオフでは数十年の間を行ったり来たりするストーリーを扱う意向であることを話したという。
スピンオフはオリジナルシリーズに登場するウォルターの弁護士ソウル・グッドマンを主人公に、時代設定についてはソウルがウォルターに出会う前の1980年代が舞台と伝えられていたが、特定の時間軸に設定しない方向で製作するらしい。そうすることで余命半年の宣告を受けた高校の化学教師ウォルターが、家族にお金を残すため違法ドラッグの製造・販売に精を出す時代の話を含むことができ、殺された人間さえ再登場させられるというのだ。
グールドはブライアンに少なくともゲスト出演してほしいと考えているとのこと。しかし「独自性を確立したドラマを作りたい。独自のストーリーがあり、(『ブレイキング・バッド』で始まった)ブランドの拡充となる番組にしたい」と、オリジナルシリーズの登場人物に頼らなくてもスピンオフの成功を導きたいと考えているようだ。
以前、ブライアンのみならずウォルターの相棒となった教え子ジェシー・ピンクマンを演じたアーロン・ポールも、スピンオフには出演したいと話していたが、果たして双方の思惑が一致し、現実となるか。
10話構成となるシーズン1の撮影は6月から始まっているというスピンオフ。主人公ソウルはオリジナルシリーズと同様にボブ・オデンカークが演じる。ほか、オリジナルシリーズに登場したマイク役でジョナサン・バンクス、ソウルが一目置く探偵兼フィクサーの役でマイケル・マッキーンなどが出演するそうだ。