映画『ラッシュ』でよみがえった伝説のレーサー!熱すぎる“男の絆”エピソードも満載

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1970年代半ば、日本でも絶大な人気を誇ったF1レーサー、ニキ・ラウダとジェームス・ハント。彼らの壮絶なタイトル争いを、名匠ロン・ハワード監督が映画化した『ラッシュ/プライドと友情』(8月4日BD&DVDリリース)。ライバルでもあった2人のレーサーの熱すぎる“男の絆”シーンはもちろんのこと、当時のレースを完璧に再現した名シーンの数々は圧巻だ。
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本作は、堅実でストイックな生活を自らに課し、チャンピオンとしての品位を大切にする“走るコンピューター”ラウダと、レース前日も酒を浴びるように飲み、女を抱くことを常とする“自由奔放な天才”ハント。性格もレーススタイルもまったく違いながら、互いにライバルとして意識していた2人だが、76年のドイツ大会でランキング1位だったラウダが大事故に遭遇。再起不能とまで言われるが、わずか6週間でレースに復帰し、シリーズ最後のレースとなる日本・富士スピードウェイでの戦いに挑む。
『イングロリアス・バスターズ』のダニエル・ブリュールと、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースという、若手実力派俳優の2人が激突する本作だが、ドライバーのヘルメットにも搭載した30台を超えるカメラや排気音とのコラボによる音楽などから、F1中継を超えるスピード感や重力をリアルに体感。
また、『ビューティフル・マインド』『アポロ13』など、人間ドラマに定評があるロン・ハワード監督作だけに、当時の状況を知らない人も男たちの友情ドラマには胸アツ間違いなし。劇中、奇跡の復活を遂げたラウダがハントに「俺をここに連れ戻したのも君だ」とさりげなく感謝の言葉を言ったかと思えば、ハントもラウダの復帰会見で変貌した彼の顔についてツッコんだ失礼な記者に対し、ボコボコにしたうえ「貴様の顔をどう思うか女房に聞け」と一言。
さらに、あまりにマジメでストイックな性格ゆえ、現役時代にはタバコを吸うこともなかったラウダが、60歳を超える現在、ハントの影響を受け、ヘビースモーカーになっているという微笑ましいエピソードも残っている。
今回リリースされたブルーレイ&DVDには、日本公開時に大きな話題となったKinKi Kidsの2人による日本語吹き替え版も収録。コンビでありながら、良きライバルでもある彼らによる“もうひとつの男の絆”も楽しめることだろう。
『ラッシュ/プライドと友情』ブルーレイ&DVDは、好評発売中。