唐沢寿明&福士蒼汰はリアルでも師弟関係? 「色々勉強させていただきました」

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映画『イン・ザ・ヒーロー』の完成披露プレミアが、11日に都内で行われ、主演の唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈、加藤雅也、和久井映見、杉咲花そして武正晴監督が出席した。
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本作は、アクション映画や特撮ヒーローもので、スーツを着用し演技をする役者(スーツアクター)にスポットを当てた人間物語。スーツアクト一筋25年のベテラン俳優を、自身もスーツアクターの経験があるという唐沢寿明が演じる。
舞台挨拶の前に行われた会見では、熱い魂がこもった作品にちなみ、燃え上がる炎に囲まれてフォトセッションを行うという演出。唐沢や寺島は「熱いな~」と苦笑いを浮かべつつも「作り手の情熱たっぷりの映画です」とアピール。
その後、観客の前で行われた舞台挨拶では、共演者から唐沢への感謝の思いが次々に伝えられる。劇中、徐々に師弟関係になっていく福士は「3~4ヵ月前からアクションの練習をして臨みました。現場では唐沢さんが剣の使い方などを丁寧に教えくださって、映画の中と同じような間柄でリアルに演じられました」と感謝を述べると、黒谷も「唐沢さんにアドバイスいただき、色々なことを勉強させていただきました」と追随する。
そんな声に唐沢は「昔スーツアクターをやっていたからね」と胸を張りつつも「稽古中は色々怪我をしましたよ。一生懸命頑張っても50歳の初老だからね」と自虐ネタを披露。さらに「今はCGですごい映像ができる中、そのまま飛び降りたりする原始的なスタントが懐かしかった。でも頑張ったんだけど、顔がほとんど映ってないんだよね」と続けて会場を盛り上げていた。
また、劇中のシーンにちなみ、海外からオファーが来たらという質問に、福士は「僕は是非やりたいです。英語が好きで勉強していますし、海外にも興味があるので」と熱い思いを語ると、唐沢は「俺は日本が好きかな…」とボソリ。「彼(福士)みたいな顔なら考えますけれど…。俺は彼の吹き替えでいいですよ。ずっと顔が出ない仕事してきたんだし」と劇中さながら、後輩を立てる良い兄貴分の姿を見せていた。
映画『イン・ザ・ヒーロー』は9月6日より全国公開。