ホリデイ・グレインジャーチャタレイ夫人役に『チャタレイ夫人の恋人』ドラマ化

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イギリスの文豪D・H・ロレンスの小説『チャタレイ夫人の恋人』をBBC Oneがドラマ化、主人公のチャタレイ夫人を海外ドラマ『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』のホリデイ・グレインジャーが演じることが明らかになった。Varietyが伝えた。
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1928年に発表され、大胆な性描写が物議を醸した『チャタレイ夫人の恋人』は、過去に何度も映画化された問題作。階級社会への批判と性の解放が込められた原作は、戦地で負傷し下半身不随となった貴族の夫と関係が冷めてしまったコンスタンス・チャタレイ夫人が、労働者階級の男オリバー・メラーズに出会い惹かれていくというストーリーだ。
本作の監督と脚本は、テレビ映画『フランケンシュタインX 新種誕生』(08・未)のジェド・マーキュリオが務めるとのこと。チャタレイ夫人の恋人オリバー役は、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデン、チャタレイ夫人の夫クリフォード・チャタレイ役は、映画『ラッシュ/プライドと友情』(14)でガイ・エドワーズを演じたジェームズ・ノートンが演じる。2015年の放送を目指し、10月から撮影が始まる予定だそうだ。
本作は90分のミニドラマとなり、BBC Oneが計画する20世紀文学のドラマ化の1つになるという。BBC Oneではほかに、L・P・ハートレイの『恋』やローリー・リーの『ロージーとリンゴ酒』、J・B・プリーストリーの『夜の来訪者』などのミニドラマ化を予定しているそうだ。