RPG『マザー3』にも影響を与えた小説『悪童日記』 30年の時を経て遂に映画化

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糸井重里が監修を手掛けた大人気RPGゲーム『マザー3』が影響を受けたことでも知られるベストセラー小説『悪童日記』が、出版から約30年の時を経て遂に映画化。10月に日本で公開されることがわかった。
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本作は、第2次世界大戦下、双子の兄弟が疎開した小さな町を舞台に、過酷な生活のなかで二人が肉体と精神を鍛え、「訓練」を重ね、独自の世界観を獲得していく姿を描く。
原作は、アゴタ・クリストフの同名小説で、1986年にフランスで刊行されると、あっという間にベストセラーに。日本でも多くの著名人が同書を話題とし、ブームになった。
2006年に発売され、ファンの心に深く残っているゲーム『マザー3』は、アゴタ・クリストフの三部作と呼ばれる『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』の影響を受けていることを、監修の糸井重里が公言している。オマージュの意味から、ゲーム内の双子の兄弟に、同書の双子と同じリュカとクラウスという名前をつけているというから、『マザー』ファンも見逃せない作品といえる。
原作者のアゴタ・クリストフと同様、ハンガリー出身のヤーノシュ・サース監督が映画化した本作は、チェコで開催されたカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でグランプリを獲得したほか、アカデミー外国語映画賞のハンガリー代表作にも選出された。
映像化不可能とも言われた原作だけに、ファン待望の映画化だ。原作のいくつかのエピソードを大胆に改変しながらも、少年たちが自らの信念を貫いてサバイバルしていくさまを、鮮烈な映像で体感してもらいたい。
映画『悪童日記』は10月からTOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテ他で全国順次ロードショー。