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ペルーの刑務所で銀行運営、銀行のマネージャーは元麻薬密売人 

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ペルーにある、囚人による囚人のための銀行
ペルーにある、囚人による囚人のための銀行※ユーチューブに投稿された「Peruvian prison bank run by prisoners for inmates savings」より

 首都・リマにあるペルー最大の刑務所、サン・ペドロ。ここには囚人が貯金できる銀行が存在する。そしてこの銀行を運営する職員は、全員、強盗や窃盗による前科持ちで、統括するマネージャーは、元・麻薬の密売人だという。

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 この刑務所では囚人たちは、ただ規則に従うだけでなく、ボランティアとして働く人がいる一方で、車や陶芸品などの修理の仕事をし、実際に収入を得ている人もいる。

 この銀行は、そんな囚人たちが釈放された際に、社会復帰の資金を一時的に預かる場として設立され、約1年がたち、今では180以上の口座が開かれている。1口座の貯金額の平均は、月平均6米ドル(約700円)だそうだ。

 元・麻薬の密売人でマネージャーのルイス・カルロスはBBCのインタビューに、「私たちは犯罪者だから信用できないと思われますが、顧客も全員犯罪者なのでその点は寛容です。信用してお金を預けてくれます」と話している。

 出所後に社会復帰するための技能と信用、そして先立つものも蓄えられるこのシステム。今後、世界でも広がるのか注目を集めている。

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