吉永小百合、菅原文太さんと『映画女優』で共演 「密度の濃い日々でした」

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『仁義なき戦い』『トラック野郎』などで知られる菅原文太さんが11月28日、転移性肝がんによる肝不全のため東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかとなった。享年81歳。この訃報を受けて、女優の吉永小百合、東映株式会代表取締役グループ会長・岡田裕介がコメントを発表した。
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菅原さんは2012年に俳優引退を宣言。近年はラジオパーソナリティーやナレーション、アニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』での声優出演などを行いつつ、山梨県で無農薬有機農業を営んでいた。
吉永は、菅原さんの訃報に、「本格的な共演は『映画女優』だけでしたが、密度の濃い日々でした。市川崑監督のもと、溝口監督と田中絹代さんに扮しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的な御発言も、私の心に強く響いております。御冥福をお祈り申し上げます」とコメント。
東映株式会社の岡田会長は、先日の高倉健さんに続く菅原さんの訃報に「また一本の矢が折れました。心からお悔やみ申し上げます。我が東映は、一丸となり折れない三本目の矢となる決意です」と、哀悼の意を表すと共に、“東映”としての決意を新たにした。