生頼範義、代表作を集めたイラスト集発売! 寺田克也&金子ナンペイの対談も収録

『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』や平成版『ゴジラ』といった映画ポスターや、平井和正『幻魔大戦』などの挿し絵を手がけてきた伝説のイラストレーター・生頼範義(おうらいのりよし)。約50年にわたり第一線で活躍してきた彼の代表的な仕事や作品を網羅したイラスト集「生頼範義 緑色の宇宙」(2000円・税込)が発売された。
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本書は、生頼の代表作約300点が並んだ初の大規模展覧会(2014年2月開催)を中心に、様々な作品をアーカイブした1冊。圧倒的な画力で膨大な仕事量をこなし、特にSFや戦記物の分野で輝かしい実績多くの残して多くのイラストレーター・漫画家に影響を与えた生頼の軌跡が集約されている。
主な内容としては、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』のポスターを始めとする“映画”、特に評価の高い作品の多い“SF”、徳間書店の「SFミステリー」表紙に代表されるような美女を集めた“女神(ミューズ)”、『三國志』『信長の野望』などコーエー(現・コーエーテクモゲームス)作品のパッケージを紹介する“ゲームビジュアル”。
そして、点描や線描で描かれた細密かつ力強い印象を与える“モノクロ画”、仕事にとどまらずライフワークとなった“ミリタリー・戦記物”、最盛期には年間100冊を超える装画を手がけた“書籍の仕事”、といった7つの項目で構成されており、多種多様な生頼の作品を一度に楽しめる内容だ。
また、「生頼チルドレン」を自負する寺田克也(イラストレーター・漫画家)と金子ナンペイ(イラストレーター)による対談も実現。生頼作品の詳細な分析や、制作に関するエピソードが飛び出している。さらに2014年2月に行なわれた加藤直之、開田裕治、麻宮騎亞、オーライタローによる座談会も収録されており、まさにファン必携の一冊である。