中谷美紀「軸は大切にして演じたい」、佐村河内守氏の謝罪会見を見て役作り

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ドラマ『ゴーストライター』の記者会見が10日、都内で行われ、出演者の中谷美紀、水川あさみらが出席。役作りのためにゴーストライターで話題となった佐村河内守氏の謝罪会見を見たという中谷は「佐村河内さんはずっと偽りの自分を演じていらっしゃいましたが、音楽は本当に好きだったんじゃないかと思いました。私の役も、書きたいという思いと文学を愛する気持ちは真実であって偽りではないので、その軸は大切に演じたいなと思いました」と感想を語った。
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同作は、天才の肩書に疲れ自らの才能の枯渇を誰にも打ち明けられずにおびえる遠野リサ(中谷)と、あふれる才能がありながらもゴーストライターとして生きる川原由樹(水川)、2人の女の対決と友情、人としての成長を描いたヒューマンサスペンス。
雨の中で胸をつかみ合ってケンカするという印象的なシーンについて中谷は、「当初はご配慮いただいてゴースト女優を用意してくださっていましたが、リハを見たら切れのいい動きで、このドラマのリアリティに欠けてしまうと思い、ゴースト女優さんには申し訳なかったのですが、あさみちゃんとアイコンタクトをして『本人でやってもいいですか?』とお願いして、私たち2人で演じました」と裏話を披露。水川は「寒いし痛いしで、もう二度としたくないなと思うようなシーンでした(笑)。でも自分たちでやってよかったなと思いました」と満足気な表情を見せた。
また、作家のスランプを演じるにあたっての役作りについて中谷は、「エッセイを連載させていただいるのですが、たった原稿用紙3枚分がなかなか書けなくて、締切を守れないことが度々あり、入稿ギリギリで原稿を入れることが多々あるので、その辺は割とリアルに演じています(笑)」と自然体であることを明かした。
このほか、会見には三浦翔平、菜々緒、キムラ緑子、江波杏子、石橋凌、田中哲司も出席した。ドラマ『ゴーストライター』はフジテレビ系列にて1月13日より毎週火曜日21時から放送(初回15分拡大)。