『6才のボクが、大人になるまで。』が最多3部門受賞 ゴールデン・グローブ賞発表

現地時間1月11日、アメリカ・ロサンゼルスで、第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催され、<映画の部>ではドラマ部門のリチャード・リンクレイター脚本・監督作『6才のボクが、大人になるまで。』が、作品賞、助演女優賞、監督賞の最多3部門を制覇した。
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7部門の最多ノミネートだったアレハンドロ・G・イニャリトゥ脚本・監督作の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、コメディ/ミュージカル部門でのエントリーとなったが、主演のマイケル・キートンが男優賞を受賞。ほか、脚本賞を合わせた2部門の受賞となった。同部門での作品賞は、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』に渡った。
また、『博士と彼女のセオリー』は、理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインがドラマ部門の男優賞、ヨハン・ヨハンソンが作曲賞を受賞。ドラマ部門とコメディ・ミュージカル部門の両方で女優賞にノミネートされていたジュリアン・ムーアは、ドラマ部門の『アリスのままで』で女優賞を獲得した。
男優賞、作品賞を含む5部門でノミネートされていたモルテン・ティルドゥム監督、ベネディクト・カンバーバッチ主演『イミテーション・ゲーム』は受賞を逃した。
映画界に貢献した人物に贈られるセシル・B・デミル賞は、ジョージ・クルーニーが受賞している。
第72回ゴールデン・グローブ賞 <映画の部>主な受賞結果は以下の通り。(★が受賞作品&受賞者)
●作品賞(ドラマ部門)
★『6才のボクが、大人になるまで。』
『フォックスキャッチャー』
『イミテーション・ゲーム』
『Selma(原題)』
『博士と彼女のセオリー』
●女優賞(ドラマ)
★ジュリアン・ムーア/『アリスのままで』
ロザムンド・パイク/『ゴーン・ガール』
リース・ウィザースプーン/『Wild(原題)』
ジェニファー・アニストン/『Cake(原題)』
フェリシティ・ジョーンズ/『博士と彼女のセオリー』
●男優賞(ドラマ)
★エディ・レッドメイン/『博士と彼女のセオリー』
スティーヴ・カレル/『フォックスキャッチャー』
ベネディクト・カンバーバッチ/『イミテーション・ゲーム』
デヴィッド・オイェロウォ/『Selma(原題)』
ジェイク・ギレンホール/『Nightcrawler(原題)』
●作品賞(コメディ/ミュージカル)
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
★『グランド・ブダペスト・ホテル』
『St. Vincent(原題)』
『Pride(原題)』
●女優賞(コメディ/ミュージカル)
ジュリアン・ムーア/『マップ・トゥ・ザ・スターズ』
★エイミー・アダムス/『ビッグ・アイズ』
エミリー・ブラント/『イントゥ・ザ・ウッズ』
ヘレン・ミレン/『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
クヮヴェンジャネ・ウォレス/『ANNIE/アニー』
●男優賞(コメディ/ミュージカル)
★マイケル・キートン/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
ビル・マーレイ/『St. Vincent(原題)』
レイフ・ファインズ/『グランド・ブダペスト・ホテル』
クリストフ・ヴァルツ/『ビッグ・アイズ』
ホアキン・フェニックス/『Inherent Vice(原題)』
●アニメ作品賞
『LEGO(R)ムービー』
★『How to Train Your Dragon 2(原題)』
『ベイマックス』
『The Book of Life(原題)』
『The Boxtrolls(原題)』
●外国語映画賞
『イーダ』(ポーランド/デンマーク)
『ツーリスト』(スウェーデン)
『Gett: The Trial of Viviane Amsalem(英題)』(イスラエル)
『Tangerines(英題)』(エストニア)
★『Leviathan(英題)』(ロシア)
●助演女優賞
ジェシカ・チャステイン/『A Most Violent Year(原題)』
キーラ・ナイトレイ/『イミテーション・ゲーム)』
★パトリシア・アークエット/『6才のボクが、大人になるまで。』
メリル・ストリープ/『イントゥ・ザ・ウッズ』
エマ・ストーン/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
●助演男優賞
イーサン・ホーク/『6才のボクが、大人になるまで。』
ロバート・デュヴァル/『ジャッジ 裁かれる判事』
エドワード・ノートン/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
★J・K・シモンズ/『セッション』
マーク・ラファロ/『フォックスキャッチャー』
●監督賞
エヴァ・デュヴルネ/『Selma(原題)』
ウェス・アンダーソン/『グランド・ブダペスト・ホテル』
アレハンドロ・G・イニャリトゥ/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
デヴィッド・フィンチャー/『ゴーン・ガール』
★リチャード・リンクレイター/『6才のボクが、大人になるまで。』