“レズビアン”理由に葬儀ができない…アメリカの教会が問題に

アメリカのとある教会で葬儀を希望した家族が、故人がレズビアンであることから教会側に断られたとして波紋を呼んでいる。不慮の事故で命を落としたヴァネッサ氏の家族は、彼女の人生を振り返るため葬儀で流すビデオを製作。その中に、女性である恋人とのキスシーンが含まれていたという。
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式は今月10日に執り行われる予定だったそうで、中止となった経緯について教会側は「教会のポリシーとして、あらゆるライフスタイルを受け入れます。しかし、キスやハグといった写真を持ち込むのは例外です」とコメント。家族にビデオを編集してほしいと頼んだそうだ。
しかし家族は、「このビデオを編集するということはヴァネッサの人生を否定するということ。それは出来ない」と要求を拒否。どちらも引かずに、中止という結果に至った。
ヴァネッサの友人は「双方の言い分が理解できる。家族は彼女への誠意を示し、教会側はボーダーラインをしっかりとひかなければならなかった」とNewsbeatのインタビューで答えている。現在、教会の前ではこの事態に抗議するデモが繰り広げられているそうだ。