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ネパール震災復興、インドとネパールの写真家がフォトプロジェクト

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「Nepal Photo Project」に投稿された写真
「Nepal Photo Project」に投稿された写真(※「Nepal Photo Project」インスタグラムのスクリーンショット)

 今年4月25日、ネパールを大地震が襲った。大きな被害をもたらしているこの地震が起こった翌26日、インドとネパールの写真家が共同で「Nepal Photo Project」を立ち上げた。被災した地域の被害の様子、また復興に向けて動き出した様子を捉えた写真を、インスタグラム、フェイスブックを通じてクラウドソースで募り、ネパールの現状を伝えている。

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 「住人の一番の心配は、モンスーンの時季が近いのでそれまでに再建でいるかということ」というコメントと被害を受けた建物の写真の投稿もあれば、「100万人以上の子どもたちが影響をうけた」など、様々な投稿が寄せられている。

 “学校は廃止され、残った建物は一時的なシェルターとして使用されいてる”

 “生存者たちがアルバムに見入っている。おそらく失われた、愛する人たちの写真だろう…”

 このプロジェクトのオーガナイザーの一人、タラ・ベディ氏は「この写真プロジェクトは役立つ情報をできるだけ発信する事が目的です」とTimeに語っている。「投稿する写真の基準はとてもシンプル。被害の様子を伝える、基金を募る、行方不明者に関する呼びかけ、救助作業の様子、一般のボランティアの方や、関連記事への資料提供など、目的や意味がある写真である、ということ」。

 また、このプロジェクトをニュース提供のプラットフォームとしては当初考えていなかったとベディ氏。「もっと個人的な事。フォトグラファーにはもっと現実的で、人間的な方法で自由な表現ができる。そうすれば人々はそれに繋がっていく」と加えた。

 そして、この「Nepal Photo Project」は震災からの復興のみならず、後世に歴史を語り次ぐ役割も担おうとしている。同プロジェクトの共同クリエイターのサミット・ダヤル氏は「カトマンドゥの主要な建造物は、今となっては写真の中だけの存在だ」とTimeに語る。「文化的なアイデンティティーとして欠かすことのできない存在の建築物なしに、ネパールの次の世代が育つということを受け入れるのが非常に難しい。ネパールの復興と共に、人々のストーリーを分かち合うためのプロジェクトに尽力して行きたい」と話している。

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