『この世界の片隅に』劇場アニメ製作作決定! クラウドファンディングで国内最高

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マンガ家・こうの史代原作、MAPPAがアニメーション制作を担当する長編映画『この世界の片隅に』が3日、正式に製作決定。クラウドファンディング「Makuake」で支援者数の国内最高記録を樹立、当初の目標金額2000万円を大きく上回る3622万4000円を集めた本作は、2016年秋に公開を予定している。
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舞台は戦時中の広島。1944年、広島市江波生まれの絵が得意な少女・すずは、見知らぬ若者の妻となるため呉市に嫁いでくる。18歳で一家の主婦となった彼女は、あらゆるものが欠如する中、食卓を作る為に工夫の日々。だが、日本海軍の根拠地だった呉は何度もの空襲に襲われ、大事に思っていた身近なものが奪われてゆくが、それでもすずの営みは終わらない。そして、1945年の8月がやってきた…。
『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督によって、約4年前よりアニメ化の準備が進められてきた本作。本格的にフィルムの制作を始めるにあたり、クラウドファンディング「Makuake」にて資金調達を敢行し、2015年3月9日から5月29日まで82日間の募集期間中に、合計3374人の支援者から3622万4000円の支援を獲得。これは、映画作品のクラウドファンディング調達額としては、国内史上最高である。
この結果を受け、『この世界の片隅に』の製作委員会が正式に発足されたことが、3日に発表となった。全国劇場公開2016年秋を予定、東京テアトルが配給を行う。