ミス・ユニバース 宮本エリアナ、「人種差別を訴えていきたい」夢を語る

アメリカ公民権運動を率いたキング牧師を描いた映画『グローリー/明日への行進』の公開を前に、ミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナと国連広報センター所長・根本かおる氏が、世界の未来や人権問題、アイデンティティについてトークセッションを繰り広げた。
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本作は、1964年にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キングを初めて描いた長編映画。エヴァ・デュヴルネ監督がメガホンを取り、キング牧師をデヴィッド・オイェロウォが演じている。
本作を鑑賞したという根本氏は「パワーに圧倒された」と劇中で描かれるキング牧師の勇気ある行動に感動した様子。キング牧師のカリスマ性あふれる演説シーンを全身全霊で演じたデヴィッド・オイェロウォについては「俳優の目力にやられちゃいました」と称賛した。
一方、アフリカ系アメリカ人の父と日本人の母を持ち、ハーフとしては初のミス・ユニバース代表となった宮本は「感動したの一言です。人種差別を訴える行動を続けて行きたい」と今後の夢を語る。
根本氏は「国連が出来て、今年で70周年になります。“1人1人が自分らしく生きられる社会” を目指したい」とメッセージを伝える。また、宮本は「“LOVE YOURSELF”。人のことを救いたいと思う人は多いけれど、まず自分のことを愛して欲しい」と自身の思いを述べる。
本作に感銘を受けたという2人。根本氏は「観ると絶対にパワーがもらえる力強い作品」、宮本は「この映画を通じて人間とは何かということをあらためて考えさせられる作品になっています」とそれぞれ力強い言葉と共に本作をアピール。
映画『グローリー/明日への行進』は6月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開。