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科学的に「世界で最も美しい女性」1位の女優 役作りのため“汚メイク”でボロボロに

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映画『28年後...』場面写真
映画『28年後...』場面写真

 人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界的パンデミックから“28年後”の恐ろしい世界を舞台に、感染を逃れたわずかな<人間たち>の命がけのサバイバルを、ダニー・ボイル監督と脚本家アレックス・ガーランドが徹底したリアリティと臨場感を追求して描いたサバイバル・スリラー『28年後...』が20日に日米同時公開される。本作で、凶暴化した感染者がいる中で必死に生きようとする女性アイラを演じるのは、新進気鋭の実力派女優ジョディ・カマー。彼女は2023年にゼンデイヤらを抑え「世界で最も美しい顔を持つ女性」の第1位に選ばれるほど、科学的に美しすぎる顔を持つ女優だ。そんな世界一の美人女優のジョディは本作で、美しい顔にあえて肌を汚し目の下にクマを描くなどの“汚メイク”を施し、襲い来る感染者から逃げ惑い息子のために奮闘する母親役を熱演している。

【写真】美しい ジョディ・カマーの普段の姿

 ジョディは近年、話題の名作に続々と出演しその圧倒的な演技力を披露してきたが、その演技の実力もさることながら、科学的に証明された“世界で最も美しい女性”でもある。2023年にロンドンの美容整形外科医ジュリアン・デ・シルヴァ博士が、顔のパーツのバランスや距離の比率などのプロポ-ションを測る「美の黄金比」をもとにはじき出した「世界で最も美しい顔を持つ女性」上位10名を発表しており、その中でジョディは、2位のゼンデイヤや、今回3位にして2019年に発表されたランキングでは1位であったモデルのベラ・ハディット、さらにはテイラー・スウィフトやアリアナ・グランデなど並みいる女性セレブ達を抑えて、94.52%の高得点を記録し、第1位に輝いている。

 そんな美しすぎる彼女だが、本作ではその美貌を捨て、感染者から逃げ惑い戦う、病弱な風貌へと役作りをする必要があった。メイクアップ・スーパーバイザーのフローラ・ムーディは、「ジョディを汗まみれで荒んだ見た目にするのは大変でした。クマ、充血した目、灰色がかった肌など、私たち普通の人間が抱えるものを全部盛り込んだメイクをしました」と、人並外れた美貌のジョディのメイクに苦労したことを明かしている。

 本作でジョディが演じるのは、ジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)の妻で、息子スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)を揺るぎない愛で支える母親アイラ。ウイルスの蔓延から28年後の世界で、感染者のいない安全な島に家族や町の人々と暮らしているが、原因不明の難病をわずらい苦しんでいるという役どころだ。

 アイラの息子スパイクは感染拡大以降の世界しか知らずに育ち、劇中では父ジェイミーと共に危険な本土へと足を踏み入れることとなるが、スパイクとアイラの関係性についてジョディは、「私が演じる母親は病気で寝たきりで弱っているため、親としての役割を果たせていないのです。スパイクとアイラはいつ感染者が襲って来るか分からない極限状況の中で、お互いに支え合い思いやりを持ちながら生きています」と、衰弱しながらも息子との愛の絆を強く保っていることを明かす。弱さとたくましさを併せ持つ母親役を見事に演じ切るジョディ・カマーの魂のこもった芝居に注目だ。

 『28日後...』以来十数年ぶりに本シリーズで再タッグを組むダニー・ボイルとアレックス・ガーランドに加え、『28日後...』では主人公のジムを演じ、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして本作に参加している。本作で描かれる物語は、世界的パンデミックを経験したわれわれ人類に向けられた“黙示録”なのだろうか?

 映画『28年後...』は、6月20日より全国公開。

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