『28年後...』音量注意! 恐怖の本編映像&iPhone20台駆使したメイキング写真解禁

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ダニー・ボイル監督、アレックス・ガーランド脚本による映画『28年後...』より、ジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)とその息子が、巨大で凶暴な感染者に遭遇してしまう恐怖の本編映像が解禁。併せて、iPhone 15 Pro Maxなど多種多様なツールを駆使してスリル満点のシーンを作り上げた裏側を捉えたメイキング写真も公開された。
【動画】『28年後...』感染者と“出会ってしまう”本編映像
本作は、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界的パンデミックから“28年後”の恐ろしい世界を舞台に、感染を逃れたわずかな<人間たち>の命がけのサバイバルを、アカデミー賞監督ダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネートの脚本家アレックス・ガーランドが徹底したリアリティーと臨場感を追求して描いたサバイバル・スリラー。
感染を逃れたわずかな<人間たち>は、ウイルスが蔓延した本土から離れ、孤島に身を潜めている。ジェイミーは、生まれてから一度も島を出たことがない息子スパイクを一人前の大人にするために、危険な本土に連れてきて感染者の殺し方を教えていた。解禁された本編映像は、そんな2人が、多くの感染者が潜む本土で、ついに強靭な肉体と知能をもつ感染者の“巨人”アルファに遭遇してしまうシーンだ。
彼らの目の前に広がる壮大な大地の向こう側から、人間とは思えない奇妙で不気味な感染者たちがゆらゆらと現れる。そして、その中でも特に危険な2メートル超えの“巨人”アルファの強烈な咆哮をきっかけに、多数の感染者たちがジェイミーらに全速力で走り迫ってくる様子が映し出されている。
劇中で人間の生首を振り回しながら猛スピードで襲い掛かってくるアルファの一人を、マーベル映画『クレイヴン・ザ・ハンター』で主人公の最大の敵で巨大な怪物ライノを演じた身長206センチの総合格闘家、チ・ルイス=パリーが演じている。
アルファのほかにも、複数種類の新たな感染者が襲いかかる、恐怖度MAXのシーンが絶え間なく展開する本作。凶暴な感染者とのサバイバルを迫力満点に描くため、iPhone20台で撮影しバレットタイムという時間が止まったように見せる技術を応用しているほか、最新ドローン、特別に改造されたハイテクセンサーや特殊な球面レンズなど多種多様なツールを駆使したり、小型カメラを動物の身体につけて撮影するなど、至るところで観客の恐怖心をあおる工夫が施されている。
解禁となったメイキング写真は、そんな撮影現場での一コマで、特殊な撮影器具をつけたiPhone 15 Pro Maxを20台並べて撮影している様子を収めている。
撮影監督を務めたアンソニー・ドッド・マントルは、長年ダニー・ボイルと映画制作に取り組んでおり、『スラムドッグ$ミリオネア』ではアカデミー賞(R)撮影賞を受賞している。かつて彼らが手掛けた『28日後...』では「当時は家庭用のビデオカメラがあらゆるところに普及していたから、荒廃した世界の恐怖があちこちに低品質なビデオ映像として残されているだろう」というアイデアからあえてデジタルカメラで撮影し粗い画質に仕上げるなど、常に柔軟なアプローチで撮影に臨んでいる熟練スタッフだ。
マントルは、本作の撮影を振り返り「ダニーと組むのはこれで10本目の映画になりますが、私たちは型破りなアイデアやテクノロジーが好きで、それらを使うことで物語がより真に迫るものになると信じています。だからこの作品でも常識の検証と打破を目指しました」と熱く語る。
ジェイミーを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンは「監督はどんな状況でも順応するし、本能的なんです。彼は常に自分が作りたいものに対してすごく綿密で、大胆な選択をすることもありますが、それをとても楽しそうにやるんです」と明かしている。果たして<人間たち>は無事に生き残ることができるのか? ダニー・ボイルが様々な撮影技法をもって作り上げた、恐怖度MAXの“28年後の世界”を劇場で体感したい。
映画『28年後...』は、6月20日より全国公開。