『キック・アス』、マシュー・ヴォーン監督「ヒット・ガール前日譚」を構想
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女優クロエ・モレッツがブレイクするきっかけとなった人気コミックの実写化『キック・アス』シリーズ。1作目を監督したマシュー・ヴォーンが、ヒット・ガールの誕生秘話を描く前日譚の製作を意欲的に考えていることを明かしたという。
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ヴォーン監督がメガホンを撮らなかった2作目『キック・アス／ジャスティス・フォーエバー』（14）が不評に終わり、第3弾の製作が決定しない同シリーズ。Yahoo！UKの企画でファンからの質問に答えたヴォーン監督は、シリーズの続編について尋ねられると、シリーズが終わったとは思っていないと回答した。「『キック・アス』は僕にとってとても大切な作品であるし、誇りにも思っている。僕たちは再び足を踏み入れたいと思っている。ところでここで言う“僕たち”とは、マーク（・ミラー）と私とチームのことだよ」と、オリジナルチームでの製作に意欲的だ。
「僕たちはヒット・ガールとビッグ・ダディがどのようにしてヒット・ガールとビッグ・ダディになったかを描く前日譚について構想を練っている。かなり面白いアイデアが浮かんでいるよ。これが実現すれば、『キック・アス／ジャスティス・フォーエバー』を気に入らなかった人たちにとって口直しになることを願っている。『キック・アス3』はそれからだ」とヴォーン監督。「まずは前日譚をやるべきだと思っているんだ。『キック・アス』への愛を取り戻すためにね」と続けた。
何も正式決定していないようだが、オリジナルチームが『キック・アス』シリーズに見切りを付けていないのはファンにとって心強い話。同名コミックの原作者で映画版の製作総指揮を務めたミラーもヴォーン監督も、日本では9月に公開予定の『キングスマン』続編の製作が控えているが、ヒット・ガール前日譚について嬉しい続報があることに期待したい。
