クロエ・モレッツ「海賊版のせい」、『キック・アス』第3弾はないと悲観的

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女優クロエ・モレッツが、彼女を国際的スターにしたアクション・ヒーロー映画『キック・アス』シリーズの第3弾が海賊版のせいで製作されないと考えていることを明らかにした。
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「悲しいことに、もうあのキャラクターを演じることはないと思う」とDigital Spyとのインタビューで話したクロエ。「ヒット・ガールはとてもクールなキャラクターだったけど、もうシリーズが製作されることはないと思う。マニアックなファンのために作ったけれど、最近は海賊版が蔓延り、映画館で観る人が少なくなったみたい」と、作品を取り巻く状況を憂慮した。
「『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』は最も多くの海賊版が出回った映画の1つだったけど、それは何の助けにもならない。興行成績がよくないといけないわ。第3弾、第4弾が興行的に成功するということを配給会社に示す必要があるけれど、良くなかったから、もう続きは作れないのよ」と、作品の未来に悲観的だ。
興行成績の善し悪しが映画製作に大きく影響しているというクロエ。ヒット・ガールを演じ続けたいと以前のインタビューで語っていたが、『キック・アス』の続編が作られる可能性は低いと見ているそうだ。
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』は2013年8月のアメリカ公開時、オープニング週末の国内興行成績が約1300万ドル(約13億5000万円)で初登場5位を記録。1作目の約1900万ドル(約19億7000万円)を下回る結果となり、米ユニバーサル・ピクチャーズが失望感を隠せないコメントを残した。
映画『キック・アス』シリーズは、平凡なオタクの高校生デイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)が、通販で買ったコスチュームを身に纏い「キック・アス」として、犯罪者に挑むストーリー。クロエはキック・アスの仲間となる、脅威の戦闘能力を持つ少女ヒット・ガールことミンディを演じた。