北村龍平監督、ハリウッド次回作は幽霊船が舞台のスリラー

映画『あずみ』(03)や『ルパン三世』(14)の北村龍平監督が、『ミッドナイト・ミート・トレイン』(12・未)、『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』(13)に続くハリウッド作品となるスリラー『Vessels(原題)』の監督に決まったと報じられた。
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Varietyによると、『Vessels(原題)』はアメリカの心霊スポットとして知られる豪華客船クイーン・メリー号が舞台になるという。1967年に引退後、カリフォルニア州ロングビーチに係留し、博物館兼ホテルになっているクイーン・メリー号は現在、船上で心霊ツアーがあるように、水の張られていないプールに水着を着た幽霊が出る、廊下に彷徨う影があるなど、幽霊目撃情報が出ている。
また第二次世界大戦中に護衛船に衝突する事故を起こしたものの、ドイツ・ナチ軍の潜水艦Uボートの攻撃を逃れるため、破損した船の乗組員200名以上を救助できないままその場を後にした歴史などがあり、映画はそういったクイーン・メリー号にまつわる歴史と心霊情報などをベースにした現代劇になるそうだ。
撮影は2016年前半に始まる予定。実際のクイーン・メリー号でも撮影されるとのことだ。脚本はホラー映画『死霊館』(13)のスピンオフ『アナベル 死霊館の人形』(15)のゲイリー・ドーベルマンが執筆したという。キャストや公開予定時期などは不明。