杏、映画初主演!老人だらけのオケ指揮者役に 人生初のバイオリンにも挑戦

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女優の杏が、老人だらけのアマチュア・オーケストラを描いた小説『オケ老人!』(著:荒木源)の実写化で、映画初主演を飾ることが分かった。杏は指揮者役で、初のバイオリン演奏にも挑戦するという。
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本作は、阿部サダヲ主演の『ぱいかじ南海作戦』で長編映画初監督を務めた細川徹がメガホンをとり、平均年齢世界最高齢のアマオケ・メンバーが、若き高校教師と出会い音楽を作り上げる喜びに目覚め成長していく姿を描いた物語。原作では男性が主人公だが、「主人公を女性に置き換えよう」という発想から、スタッフの満場一致で杏の名が挙がったという。
今回杏は、かなり上級のアマチュア・オーケストラのバイオリン部に参加を希望するという役どころで、そのために多忙なスケジュールを縫って撮影に入る半年以上前から人生初のバイオリンの練習を開始。その上達ぶりは一回目のレッスンから指導者を驚かせ、通常なら2~3年かかる演奏の基礎をわずか1ヵ月で覚えてしまったという。演奏するにあたって、できる限りリアリティを持たせようとする真剣さが伺える。
杏は「楽器演奏に指揮に初チャレンジの多い作品ですが、愛すべきキャラクターが沢山いる原作です。本読みをしただけで笑いと涙が出てきました。“初主演”という言葉は重いですが、人生の大先輩方のお力を借りて、頑張りたいと思います!」と力強いコメント。
細川監督も「杏さんは様々な素敵な作品を拝見していましたが、実際、お会いしてみると、作品の魅力もさることながら、ご本人の魅力がすごく大きいんだと実感しました」と印象を語り「他のキャストの方々も衣装合わせやリハーサルから笑いが絶えません。おもしろくなる気しかしない最高のキャスティングです。お楽しみにしてください!」と自信をのぞかせた。
『オケ老人!』は2016年、全国ロードショー