ロン・ハワード監督新作『白鯨との闘い』予告解禁 圧巻の映像で描く巨大鯨との戦い

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『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワード監督が捕鯨船“エセックス号”を襲った衝撃の実話を描いた『白鯨との闘い』が、2016年1月16日に公開される。この度、圧巻の映像を持って巨大な鯨の姿が明らかになる予告編と、ポスタービジュアルが解禁となった。
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本作は2016年のアカデミー賞レースの大本命として各方面から大きな期待が寄せられている注目作。名著「白鯨」を原作に、捕鯨が一大産業だった19世紀、太平洋のど真ん中で体長30メートルの巨大な鯨と遭遇し船を沈められてしまった乗組員たちの、壮絶な漂流記を描く。
今回解禁となった映像では、冒頭、意気揚々と船に乗り出す男たちの姿が映し出される。しかし、遭遇した巨大な鯨に体当たりされ、船が転覆してから状況は一転、僅かな食料と飲み水を頼りに先の見えない漂流生活を送ることとなる。さらに大海原のど真ん中、生き延びるための手立てが次々となくなっていく極限状態の中、巨大な鯨はまるで何かを試すかのように何度も現れては彼らを追い詰めてゆく。彼らを待つ運命やいかに…。
ハワード監督は、「これはもちろん真実のストーリーだ。同時に、カッコ良くて、現代的で、巨大なスクリーンで観る価値のある物語でもある。こんなすごい話は滅多に出会えないよ。この物語を、多くの人に伝えたいと心から思ったんだ」とコメント。本作のストーリーが、様々な名作を手がけてきた名匠の心も強く動かしたようだ。
そして、主演を務めたクリス・ヘムズワースは「この映画には、分かりやすい悪役、英雄がいるわけじゃない。生きるために当時の産業に従事していた男たちの話だ。ただ、自然の圧倒的なパワーの前に人間は無力で、彼らはその恐怖を味わうことになる。そして、身分も立場も関係なく、極限の状況に置かれた時の人間のあり方が描かれているんだ」と語り、作品で描かれる深いヒューマンドラマに自信を覗かせた。