ポール・ウォーカー事故死、娘の訴えにポルシェ側は「自己責任」と反発か

俳優ポール・ウォーカーの死から今月末で2年が経つが、ポールの娘メドウ・ウォーカーがポールの死は事故当時に乗車していたカレラGTが原因としてポルシェ社を相手取り訴訟を起こした件で、ポルシェ側が彼の死は「自己責任」だったとして反発しているという。
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2013年11月30日に友人が運転するポルシェのカレラGTに同乗し、車が木に激突して事故死したポール。メドウはポルシェを相手取った不法死亡訴訟で、シートベルトがあばらや骨盤を折るほどの力でポールを締め付けたことにより彼が車から脱出できなかったことが死を招いたと主張していたという。
TMZによるとメドウの訴えに対し、ポルシェ側はポールが2005年製カレラGTの性能と扱いを十分に承知していたと主張し、状況を考えてハイスピード運転を認める(参加する)べきではなかったと反発しているという。車のデザインに不具合があったというメドウ側の主張に対しては、「問題になっている2005年製カレラGTは乱用され、改造されていた」と言い、「誤用され、かつメンテナンスが不適切だった」と主張しているという。
メドウの代理人はポールの死が自己責任というポルシェ側の主張に憤慨。TMZに対するコメントでは、「衝突事故はポルシェが謳っている性能を十分に下回る速度で白昼に何もない乾いた真っ直ぐな道路で起きた。ポールは同乗者を保護できないようなデザインの車に乗っていた」というのが事実だと語り、「ポルシェが適切な安全装置を装備する車をデザインしていたら、ポールは死なずに済んだ。『ワイルド・スピード8』の撮影に参加し、メドウ・ウォーカーは敬愛する父親を失わずに済んだ」と続けたそうだ。