『メメント』がリメイク、C・ノーラン監督のゴーサインは無し?

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『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーラン監督が手掛けた2001年公開の映画『メメント』がリメイクされるという。リメイクの出資・製作を行うのは独立系映画会社のAMBI Pictures。The Wrapによれば、同社は9月にリメイク権をExclusive Media Groupより獲得したと先日発表したようだ。
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AMBI Picturesの代表は「『メメント』は常に最高の映画であり続け、同作を10回観た人でも、もう一度見たくなるような作品です。ノーラン監督のおかげで、高いハードルが設定されました」とコメントを出した。しかしふたを開けてみれば、ノーランからは正式な賛同を未だ得ていないそうで、オリジナルを手掛けた監督を置き去りに製作の話が進んでいるようだ。
『メメント』は2001年のアカデミー脚本賞、編集賞にノミネートされたノーラン監督の大出世作。数分前の出来事さえ忘れてしまう前向性健忘という記憶障害を抱えた主人公が、妻を殺した犯人を追う異色サスペンスで、時系列の逆転や、過去と未来を行き来する複雑な構成とラストのどんでん返しが、当時衝撃を与えた。
なお、AMBI Picturesはこのほかにも、『ドニー・ダーコ』『ラッシュ/プライドと友情』『スライディング・ドア』などのリメイク権も、Exclusive Media Groupから取得しているという。