ウィル・スミス、「近い将来」政界入りを計画か

8月に開催されたMTVのビデオ・ミュージック・アワードで特別功労賞を受賞した歌手カニエ・ウェストが、受賞スピーチで2020年の米大統領選出馬を宣言し話題を呼んだのは記憶に新しい。しかし、アメリカのエンタメ界には他にも政界入りに興味を示している人物がいた。歌手で俳優のウィル・スミスだ。
【関連】「ウィル・スミス」フォトギャラリー
12月に全米公開される新作『Concussion(原題)』のプロモーションのため、The Hollywood Reporterのポッドキャストに出演したウィル。今後の計画を尋ねられ、近い将来に政界入りを目指す可能性があることをほのめかした。自分はキャンパーではなくクライマー(登山家)だというウィルは、さらなる高みへ登り詰めるといい、俳優として自分の考えを形にする能力は向上していることを実感している今、次なるステージとして政界に興味があるという。
「政況を見ていると、自分の将来がそこにあるかもしれないと思える」とウィル。「自分が必要とされているかもしれない」と、政治の世界で自分のやれることがあると感じている様子だ。ウィルは「居ても立っても居られないレベルに達して、眠れないまでになったのは今年が初めてだ。だからいつか、たぶん近い将来に、自分の意見を(俳優業とは)どこか別の形で発する必要があると感じている」と語り、前々から政界への興味はあったが、今年に入り思いが高まったことを明かした。
ウィルは具体的なプランには触れていないが、これまでも積極的に民主党やオバマ政権を支持してきた。いきなり大統領選出馬という可能性は少ないかもしれないが、アーノルド・シュワルツェネッガーのように州知事やクリント・イーストウッドのように市長を目指す可能性はあるかもしれない。