子ネコ3匹が車のエンジンに… 運転手は知らずに30キロ走破

オーストラリア・メルボルンに住むマーク・シンパー氏は、その日もいつも通り車で通勤していた。しかし同乗していた友人がボンネットから音がすることに気づいた。不審に思いボンネットを開けてみると、驚くことにエンジンの近くにはフワフワの子ネコが3匹紛れ込んでいたのだ。発見された時は既に30キロを走破した後だった。
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Nine newsによると、「ボンネットを開けると、その中には子ネコがいたんだ。1匹はエアコンの位置に、2匹はトランスミッションの下のステインガードの中にね」とシンパー氏は語っている。
エンジンのパーツをいくつか取り除かないと子ネコたちを取り出すことはできなかったという。動物好きのシンパー氏は、子ネコにケガがない様に願いながら救出した。
獣医に連れて行ったところ、子ネコたちは脱水状態ではあるものの健康だという。捨て猫とみられる3匹のうち1匹は、幸運にもシンパー氏の友人が飼うことに決まったが、残りの2匹は飼い主が見つからず現在も獣医のところに留まっている。
既にネコ2匹と犬1匹を飼うシンパー氏は、これ以上飼うことは難しいそうだ。彼は野良ネコに関し、地元の議員に報告したと言うが「そのことについて彼らは興味がない」ことに憤りを覚えているという。