プリンセス プリンセス、平均年齢50歳を迎え再びステージへ“それぞれの思い”を語る

“伝説のガールズバンド”プリンセス プリンセスが13日、ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(MBS・TBS系列)に登場。2012年、東日本大震災復興支援のため1年限定で16年ぶりに再結成。惜しまれつつ、1年で再び解散した彼女らだが、集まった義援金の一部で仙台にライブハウスを設立。そのこけら落としとして11日、そのライブハウスのステージに立ったメンバーが、ライブにかけるそれぞれの思いを語った。
【関連】「プリンセス プリンセス」フォトギャラリー
2012年の再結成で得た義援金により、仙台に東北史上かつて無い規模のライブハウスを設立したプリンセス プリンセス。そのこけら落としのステージとして、3月11日にライブを行うことを決定。当初は平均50歳という年齢でラストステージを行うことに難色を示していたが、ボーカルの岸谷香は「やらない方がおかしい。ここまでが再結成だったと思ってやろうと」と、再び結成した経緯を語る。
メンバーの中で、唯一バンド活動を続けているギターの中山加奈子は「皆さんのおかげで(ライブハウスを)建てさせていただいたという責任は、こけら落としまでが責任だったんだと今は思います」とラストステージへの決意を口にする。
一方、現在は音楽学校の講師を担当しているベースの渡辺敦子も「大人になってもやれば出来るじゃん、ということを逆に学ばされたし、何とかなるんだということに気付かされました」とコメント。再結成したことで、改めて得た経験もあったという。また、現在は、一児の娘を育てる主婦であるキーボードの今野登茂子は「自分の中でプリンセスプリンセスっていう部分を、消せないままこの辺に置いておきながら、普通のお母さんをやっていましたね」と、バンドに対して抱き続けてきた思いを明かす。
同様に主婦になりながら、現在コミュニティFMのパーソナリティを務めるドラムスの富田京子は「解散当時は改めて友達になろうと言って解散したけど、なりきれなかった。でも今はもう(みんなが)好きでしょうがない。何があっても好きだと思えるようになりましたね」とラストステージを素直に喜んだ思いを改めて語った。