木村文乃、“ひとり言”蜷川幸雄さんとの思い出綴る「ほかの舞台出来そうにない」

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女優・木村文乃が、12日に逝去した舞台演出家の蜷川幸雄さんの思い出を語った。「そのシーン初めての稽古の日 突然目の前に現れたこのセット」と語り始めた木村は、「#公式コメントあります #これはあくまで独り言です」としながらも、蜷川幸雄さんとの思い出を綴った。
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「いや、一番楽しかった。こんなにエキサイティングでこんなにアグレッシブでそんな舞台は後にも先にもここだけだったんだろうな。まだしばらくはほかの舞台出来そうにないや」と、2014年に話題となった初舞台作品『わたしを離さないで』について語りだした。
「無造作に積み上げられた学生であることの品々を前に『ここでやって。危なくないようにね。』と一言、に、目が点。でも言われたらやるしかない。わくわくしてるその方を前にして危ないとか出来ないとか言いたくない!」と、当時、並々ならぬ意気込みで舞台に挑んでいたことを明かした。
ファンからは「再演を熱望していたのに‥。至極残念です」「ご冥福をお祈り致します」「蜷川さんに出会い、文乃さんの中で劇的に女優としても人間としても大きく成長できた機会だったんですね」「さいたまで観させていただきました。素晴らしかったです」などのコメントが届いている。
舞台『わたしを離さないで』は、臓器提供のためだけに産み落とされたクローンの少年少女たちが、寄宿舎学校で暮らしながら自らの運命に立ち向かっていく物語。多部未華子主演。