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L・ベッソン、『ニューヨーク1997』からの盗用認定で5100万円の支払い

映画

盗用で5100万円の支払いを命じられたリュック・ベッソン
盗用で5100万円の支払いを命じられたリュック・ベッソン(C) AFLO

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 映画『トランスポーター』シリーズや『LUCY/ルーシー』(14)のリュック・ベッソン監督が、2012年に製作・脚本を務めたSFアクション映画『ロックアウト』で、ジョン・カーペンター監督の1981年の作品『ニューヨーク1997』を一部盗用したとして、パリ控訴院より45万ユーロ(約5100万円)の支払いを命じられたことが明らかになった。DeadlineやColliderなどの海外メディアが伝えた。

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 映画『ロックアウト』は、2079年の近未来を舞台に元CIAエージェントが、宇宙空間にある刑務所の暴動により人質に取られた大統領の娘を救出する姿を描くSFアクション。ベッソンは同作の監督を務めたスティーヴン・セイント・レジャーとジェームズ・マザーと共に脚本を執筆した。

 カーペンター監督がメガホンを取ると共に、脚本と音楽も担当した『ニューヨーク1997』は、刑務所と化した近未来のマンハッタンを舞台に、終身刑で投獄された元特殊部隊出身の主人公が恩赦と引き換えに、大統領専用機の墜落でマンハッタンから出られなくなった大統領を救出するという内容だ。

 ベッソンと彼の映画製作会社ヨーロッパ・コープらは昨年秋の裁判で盗用を認定され、カーペンター監督と作品の権利を保有するスタジオ・カナルに対して、8万5000ユーロ(約970万円)の支払いを命じられていたが、判決を不服として上訴していた。カーペンター監督側は当初、220万ユーロ(約2億5000万円)の損害賠償を請求していたという。

 ベッソン側の代理人はフランス通信(AFP)に今回の判決について「大変驚いていますが、裁判所の判決を受け入れます」とコメントしたそうだ。

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