中村勘九郎、小学校時代のお年玉は最高30万円!通学はタクシーで

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映画・舞台『真田十勇士』で主演を務める歌舞伎俳優の中村勘九郎が、24日にフジテレビのトーク番組『TOKIOカケル』に出演。中村は客からドン引きされたというある日の舞台演出や、父・中村勘三郎さんから受けた歌舞伎に対しての姿勢、小学校時代の豪快なエピソードなどを語った。
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自分なりの演出も許されているという歌舞伎において、中村は2009年に宮藤官九郎の演出による『大江戸りびんぐでっど』にて「大工の辰」役を演じた際に、四つん這いになって尻を叩きながら回って出てきたという驚きのエピソードを告白。
中村は「お客さんドン引き、楽屋でモニターを見ていた人は『お前が尻を叩く音しか聞こえなかったって言われまして。悔しかったから2日目はもっと大きな音でやりました」と破天荒な舞台の様子を振り返っていた。
「叱るときは『なんでそこまで怒るの』というくらいに叱るけど、良い時にはちゃんと『良い』と褒めてくれた」と、勘三郎さんから受けた指導を振り返る中村。ある日、弟の七之助とともに呼び出され「歌舞伎を継がなくてもいいよ、養子をとるから」と言われたという。
その言葉に対し「才能がないからやめろ、という意味なのかと思って、(焦って)弟と一緒にその場で『やる』と返答しました」とその場で歌舞伎業を継ぐ覚悟を決めていたことを明かした中村だが「今思えば、選択させてもらっていましたね」と語り、来年2月に初舞台を迎える二人の息子に対しても同様に「選択はさせたいと思っています」と勘三郎さんから受け継いだ思いを語る。
また、小学校5~6年の頃に最高で30万円ほどのお年玉をもらっていたという中村はそれをすべてタクシー代に使っていたと明かし「歩くのが面倒くさかった」という理由で、小学校に通う際にもタクシーで通学していたという贅沢なエピソードを明かしていた。