『カイジ』福本伸行&『アイアムアヒーロー』花沢健吾、マンガ家のリアルを赤裸々告白

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19日、中居正広が司会を務める『ナカイの窓』で「人気マンガ家SP」が放送された。番組には、『ROOKIES』の森田まさのり、『カイジ』の福本伸行、『バキ』シリーズの板垣恵介、『アイアムアヒーロー』の花沢健吾、『失恋ショコラティエ』の水城せとなと、いずれも映画化・ドラマ化された大ヒット作を描いている人気マンガ家たちが出演し、マンガの裏側を語った。
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累計発行部数3000万部、『カイジ』は藤原竜也が主演した映画も大ヒット。『アカギ』含めギャンブル漫画の巨匠とも呼ばれる福本だが、「高校生の時に描いた絵を見ると、よく漫画家になろうと思ったねって言われる。すっごい(絵が)ヘタだった」と意外な過去を明かす。
一方、大泉洋主演で映画化された『アイアムアヒーロー』の大ヒットで、一躍人気マンガ家の仲間入りを果たした新進気鋭の花沢は、「僕は漫画で救われたんです。高校時代は共学だったのに、女子と顔も合わせられなくて…靴しか見てなかった」と告白。そして、「超卑屈な人間が漫画家になると思ってたんです。でも、意外とモテる人たちがたくさんいる」と語る。
また、番組ゲストMCを務める山里亮太が出演者たちの印税額予想を発表。福本が約17億1000万円、板垣が約28億3500万円、森田が約30億円と試算され、驚愕の金額が明らかになった。この金額に、マンガ家たちからは否定の声は上がらず、近い金額の印税額であることが感じられた。とはいえ、経費がかかると口々に主張。それぞれがアシスタントを複数抱えているとといい、板垣にいたっては「(アシスタントは)10人前後で、プロの背景家。トップのチーフには月130万円(払っている)」、森田も「高い人は手取り45万円。連載が終わるごとに退職金を払うし、ボーナスも払います」と話し、知られざる世界が語られた。
さらに番組では、中居からの突然のリクエストで全員で「おっぱい」の絵を描くことに。ほとんど女性を描くことのない福本の絵に注目が集まったが、福本は「あ~」と声をあげて机に突っ伏すなど不安な様子。描き終わり、森田、板垣、花沢、水城とそれぞれ、味のあるイラストが披露される中、福本は「どうにもこうにもまとまらない」と言いながら、スポーツブラを着用した女性のイラストを公開した。中居から「それ、胸筋じゃない?」と突っ込まれるほど微妙なイラストで、会場の笑いを誘った。