<TIFF2016>橋本愛、方言を忘れる? 共演者全員熊本県民で逆に焦る

映画『うつくしいひと』で主演を務める橋本愛が25日、都内で行なわれた「第29回東京国際映画祭」のレッドカーペットイベントに、セクシーな黒のドレスで登場。共演者全員が橋本と同じ熊本出身だったものの、「普段、東京ではほとんど方言を話さないので、逆に(話せるか)不安だった」と吐露した。この日は、共演の米村亮太朗、姜尚中(政治学者)、熊本県PRキャラクター・くまモン、そしてメガホンを取った行定勲監督が登壇した。
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熊本地震が起こる前、2015年の10月に撮影を行なったという行定監督は、「地震が起こる直近の映像として残せたことは非常によかった。熊本県民の皆さんも、この映画を通して、自分の記憶や思い出を重ね合わせて観ていただけると思う」とコメント。さらに、「これを機会に全国に熊本の美しさをアピールしようということで、素晴らしいキャストが集まってくれた」と俳優陣に感謝の意を述べた。
一方、「作品に溶け込むこと、普通であること」にこだわったという主演の橋本は、「風景や物語はとても美しいけれど、そこに出てくる人たちは普通の人たちで、誰の人生にも重なることができる。そういう意識を持って演じました」と真摯に答えた。
本作は、熊本にロケハンに訪れた映画監督が若い女性と出会い、一緒に小さな旅を続けるストーリー。橋本、姜、米村、くまモンほか、高良健吾、石田えりら熊本県出身の俳優や著名人が出演しており、「熊本城」「通潤橋」「菊池渓谷」など、熊本の美しい風景が作品に彩りを与えている。
「第29回東京国際映画祭」は11月3日まで開催。