ド派手&リアルなレスキューアクション『シカゴ・ファイア』、命を懸けた男達に胸アツ

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2012年にネットワーク局NBCで放送がスタートするや、瞬く間に人気番組となり、今なお高視聴率をキープし続けている、白熱のレスキューアクション『シカゴ・ファイア』。米シカゴ消防局51分署に所属する消防士や救急隊員たちの命がけの活躍を描いた本作はいま、全米で“シカゴ”旋風が巻き起こるほど、多くの人々を虜にしている。
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物語の舞台となるのは、タイトルにある通りアメリカ・シカゴ。同市の消防局51分署では、ボーデン大隊長のもと、はしご第81小隊の小隊長ケイシー、レスキュー第3小隊の小隊長セブライド、救急第61小隊の救急救命士ドーソンとシェルたちは、火災現場や自然災害、事件・事故などの現場で日夜救助活動を行っている。そんなある日、ケイシーの部下でセブライドの親友ダーデンが殉職。署内の雰囲気が悪くなるなか、新人候補生ミルズが配属されてくるが…。
本作の最大の見どころのひとつが、臨場感にあふれる迫力の救出シーンだ。もちろん、消防だけあって、マンション火災やビル火災、民家の火災など、火災現場でのレスキュー活動が中心になることは多いが、多重衝突で車に閉じ込められた人や列車に轢かれた人、建物の崩落に巻き込まれた人、ギャングが銃撃戦を繰り広げている最中の現場など、その活動場所は多岐に渡る。それゆえ、救助という行動は同じでも、バリエーションが多岐に渡るため、飽きることなく、常にハラハラドキドキ。興奮度マックスで楽しませてくれる。
そして、そこに加わる骨太な人間ドラマが、より物語を面白くする。そのひとつの軸となるのが、チームのドラマだ。安全の保証はなく、怪我や命の危険にさらされる事故や災害の現場。だからこそ大切なのが、揺るぎない絆で結ばれた仲間の存在である。ゆえに隊員たちは、誰ひとり怪我をしないよう、現場では気を緩めることなく行動し、間違った行動をすれば、仲間であっても厳しく叱責するが、署に戻れば、小隊長は手料理を部下にふるまい、ある日には署員全員参加が義務のバーベキューパーティーを大隊長の掛け声で行いと、親睦を深めることを徹底している。また、仲間が体だけでなく心に傷を負ったら、一丸となってフォローする。こういったチームの関係性に加え、絆を深めていく過程も楽しんでほしい。
さらに、そこに個々の物語が加味され、人間関係はよりディープに。右肩の激痛をごまかそうと、鎮痛剤に依存するセブライド、強すぎる正義感が予想外の対立を招いてしまったケイシー、投資の失敗で家を手放したハーマン、消防士の父の死に秘密があったミルズ、元カノに振り回されるシェイなど、後半になればなるほど、苦悩も大きくトラブルも続出。レスキューの迫力に心を躍らせ、人間ドラマで病みつきに。夢中になること請け合いだ。
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