『ラ・ラ・ランド』ライアン・ゴズリング、「素晴らしい役者」と賛辞受け照れ笑い

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本年度、米アカデミー賞の大本命と期待されている『ラ・ラ・ランド』来日記者会見が27日に都内で行われ、主演のライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督が顔を揃えた。アカデミー賞13部門14ノミネートされていることについて、デイミアン監督は、「ライアンと私は、知らせを聞いたときに同じホテルにいたのでシャンパンでお祝いしました」と喜びを語り、ライアンも、「まったく予想していなかったこと。映画は本当にチームで作るものです。今回は大勢の人たちが認められたことで、非常に感慨深いです」と、表情をほころばせた。
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『ラ・ラ・ランド』は日本でもスマッシュヒットを放った熱狂と興奮の映画『セッション』で名を馳せたデイミアン監督の最新作。夢追い人の街ロサンゼルスにて、こだわりが強く売れないジャズピアニストのセブ(ライアン)と、いつもオーディションに落ちてしまう女優志望のミア(エマ・ストーン)との恋を、歌・音楽・ダンスに乗せて描き出す。
すでに、第74回ゴールデン・グローブ賞にて、歴代史上最多となる7部門(作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞、作曲賞、主題歌賞)を受賞した本作。公開された各国では絶賛の声が相次いでいる。ライアンは「映画自体を作ったことが賞に価すること。公開されて観客の反応がよくて、当たっていることだけでも、賞を与えられたようなものです」と満足気な色を浮かべた。さらに、ライアンは「映画館で大勢の人たちと共有して観る作品を作りたい、スマホで観るものじゃないね、と言っていました。多くの観客が観て、同じ体験をシェアするということを実現できて、非常に満足感があります」と、製作の思いについて触れた。
サイコパスからロマンチストな男まで、自由自在に演じ分けられるライアンの才能について質問が飛ぶと、デイミアン監督は、「ライアンは何でもできる素晴らしい役者で、非常に多用性があります。映画の知識も豊富で、音楽に深い愛情も持っていて、本当に素晴らしい役者さんです」と絶賛した。隣で聞いていたライアンは、自身に向けられた賛辞の言葉を「この原稿、僕が書いたので、それを監督は言ったまで。もうちょっと情熱的に言ってほしかったけどね(笑)」と照れ笑いのジョークを飛ばして、マスコミをにぎわせていた。
『ラ・ラ・ランド』は2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座他全国公開。