『宇宙空母ギャラクティカ』アポロ大尉役リチャード・ハッチ、すい臓ガンで死去

1970年代の人気SF海外ドラマ『宇宙空母ギャラクティカ』シリーズではアポロ大尉役、そのリブートドラマ版となる『GALACTICA/ギャラクティカ』シリーズではトム・ザレックを演じた俳優リチャード・ハッチが、すい臓ガンのため死去したという。享年71歳。
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リチャードの代理人がAP通信に語ったところによると、リチャードは現地時間7日午後、息子のポールに看取られてロサンゼルスで息を引き取ったという。
リチャードはオフブロードウェイで俳優としてのキャリアをスタート。機械人間サイロンとの戦いで生き残った人類が、唯一残った「宇宙空母ギャラクティカ」を旗艦とする船団を形成し、自分達の祖先が住んでいたというまだ見ぬ地球を目指す姿を描く『宇宙空母ギャラクティカ』でアポロ大尉を演じ、一躍有名になった。
リチャードは1979年に同ドラマでゴールデン・グローブ賞を受賞。リブート版となる2004年から2009年放送の『GALACTICA/ギャラクティカ』では、テロ行為に身を染める政治家トム・ザレック役でゲスト出演した。
『GALACTICA/ギャラクティカ』の企画・製作総指揮を務めたロナルド・D・ムーアはリチャードの訃報を受け、「リチャード・ハッチは善人でした。慈愛に満ちた人物で素晴らしいプロでした。彼の死はバトルスター・ギャラクティカ・ファミリーにとって大きな痛手です」とツイート。同作でアダマ艦長を演じた俳優エドワード・ジェームズ・オルモスも「リチャード・ハッチ。我々の地球をより良き場所へと変えたあなたを我々は愛している。友よ、安らかに眠ってくれ」と追悼した。