『モアナ』J・マスカー監督、夏木マリとの対面に感動「湯婆婆にお越し頂き光栄」

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映画『モアナと伝説の海』にてメガホンをとったジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督が来日、9日に都内にてその記念イベントが行われ、両監督とともに日本語版のキャストを務める屋比久知奈、夏木マリが登壇した。宮崎駿映画のファンであるというマスカー監督が、夏木との対面を喜ぶ姿が見られた。
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本作は、ある出来事を機に海と強い絆で結ばれた南の島に住む16歳のヒロイン・モアナが、愛する者たちのために命をつかさどる女神の盗まれた心を見つけ出す大冒険を描いたストーリー。屋比久は主人公のモアナ役、夏木はモアナを見守り、運命へと導くタラおばあちゃん役を務める。
日本の宮崎駿監督作品に高い関心を持ち、大きな影響を受けたとうマスカー&クレメンツ監督。宮崎作品の『千と千尋の神隠し』のキャラクター湯婆婆を演じた夏木に、マスカー監督は「湯婆婆にお越し頂き、本当に光栄に思います」とジョークを飛ばす。
さらに、「『千と千尋の神隠し』では本当に素晴らしい演技をなさって、私たちもインスピレーションをいただきましたし」と夏木の本作参加を喜ぶ。クレメンツ監督も「キャスティングは本当に重要なもの。夏木さんや屋比久さんも見事な演技で私たちの映画に参加していただき本当にうれしく思います」と二人の参加に対して礼を述べていた。
またこの日は、屋比久が両監督に向けて日本語版主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go」を披露。初舞台で緊張した面持ちで歌に臨む屋比久に、マスカー監督は「緊張しないで」と声を掛ける一幕も。
歌唱が終わり、マスカー監督は「日本語はわからないけど、表現している感情は十分に伝わった。それに夏木さんが涙ぐみながら聴いているのを見て、私たちもホロっとしたよ」とコメントし、「この曲はオスカーのノミネート曲でもあるけど、それに値する歌だった!」と屋比久の歌を絶賛。ホッと安堵の表情を見せた屋比久も「こんな素晴らしい場で歌わせていただき、光栄でした」とその喜びを言葉にしていた。
『モアナと伝説の海』は3月10日より全国ロードショー。