『トータル・リコール』脚本家、『ズートピア』の“アイデアを盗まれた”と提訴

今年の2月に開催された第82回アカデミー賞で長編アニメ賞に輝いた大ヒットアニメ『ズートピア』に盗作の疑いがかけられているという。映画『トータル・リコール』などの脚本家として知られるゲイリー・ゴールドマン氏が、アイデアを盗まれたと連邦裁判所に訴えを起こしたという。
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Varietyによると、ゴールドマン氏は米ディズニーがキャラクターのデザインやテーマ、台詞、『ズートピア』というタイトルさえもゴールドマン氏が2000年に草案した企画から取ったと主張しているという。同氏はディズニーに2000年と2009年の2度、企画を売り込んだが却下されたとのことだ。
ゴールドマン氏がディズニーに提案した企画には、ミミという可愛くて楽天的だが真剣に受け取られることがなく差別されているキャラクターがおり、『ズートピア』のウサギの警官ジュディーに類似するという。ほかにきつねのニックやチーフ・ボゴなど、多くのキャラクターやストーリーラインに類似点が見られると指摘しているとのことだ。
ディズニーのスポークスマンは「ゴールドマン氏が起こした訴訟は明らかに虚偽の主張に満ちている」とし、裁判で徹底的に対抗する構えを見せているという。