ルイス・ハミルトンも登場 『F1(R)/エフワン』ブラッド・ピットらが“ドラマの魅力”を熱弁する特別映像解禁

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ブラッド・ピットが主演するジョセフ・コシンスキー監督最新作『F1(R)/エフワン』より、キャストとスタッフが本作の“ドラマの魅力”を語る特別映像が解禁された。
【動画】ルイス・ハミルトン、ブラッド・ピットらが魅力を語る『F1(R)/エフワン』特別映像
『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督とブラッド・ピットがタッグを組んだ本作は、F1の全面バックアップのもと世界各国の本物のサーキットコースで撮影を行うなど、リアルな映像を実現。手に汗握るレースの数々が大きな見どころとなっているが、同時にドライバーやピットクルーなど、F1(R)界で生きる人々が織りなす人間ドラマも熱く描かれる。
F1では、1チームにつき2人のドライバーがレースに出場し、全10チーム・計20人が同時に走行してタイムを競う。チームの総合成績はもちろん、個人の順位も重要視されるため、同じチームの選手同士が“仲間でありながらライバル”という、特殊な構造を持つスポーツでもある。
映画では、F1界に電撃復帰した伝説的ドライバーのソニー(ブラッド・ピット)と、自信過剰な若きルーキードライバーのジョシュア(ダムソン・イドリス)が、同じチームで優勝を目指す姿が描かれる。ソニーは圧倒的な実力を持ちながらも、時に反則ギリギリの手段で勝利をもぎ取る、破天荒な人物。演じるブラッド自身も、「ソニーは型にはまったやり方が嫌いだ」と語っている。
ソニーの常識外れな戦術には、仲間ですら戸惑いを見せるが、そのドライビングテクニックは群を抜いている。ジョセフ・コシンスキー監督も「彼は策士で計算高い」と評している。突飛に見える行動も、彼なりの経験と理論に裏打ちされており、負け続きだったチームは次第に結束し、勝利への歩みを強めていく。
映像の中で、ブラッドは「最終戦までに優勝しなければチームは終わる」とコメント。チームのオーナーでありソニーの戦友でもあるルーベン役のハビエル・バルデムも、「2人にとっては1戦1戦が背水の陣だ」と、その切迫した状況を語っている。また、プロデューサーを務める現役F1ドライバーのルイス・ハミルトンも、「何としても優勝をもぎ取ろうとする」と、経験者ならではの視点からキャラクターたちの姿勢に言及。どん底チームのソニーたちが、後がない状況でどのような活躍を見せていくのか、期待が高まる。
チームメイトでありながら、対立を繰り返す型破りなベテラン・ソニーと血気盛んなルーキー・ジョシュア。ジョシュア役のダムソンも、映像の中で「最終戦が迫り2人は互いに必死だ」と2人とも気持ちに余裕がない様子を述べている。2人の心はなぜバラバラなのか、コシンスキー監督は「ソニーにはジョシュアが昔の自分と重なって見える」と解説している。果たしてその言葉の意味とは?
先日行われたメキシコプレミアに参加したブラッドは、記者会見で「F1には物語がたくさんあります。1人1人にそれぞれの探求があり、戦う相手もそれぞれです。人生というものは、未解決の事柄が巡り巡ってきて、再びそれらに向き合わなければならないんです。それが僕の考えるソニーの物語です。彼らはどのように戦い、ルールの中でどうすれば勝てるチームになれるのでしょうか? この映画にはまだまだ多くの物語があります」と熱弁。本作におけるキャラクターとドラマの重厚さ、重要さを強くアピールしている。
そんな本作では、F1の全面バックアップを得て、F1グランプリ期間中に世界各国の本物のサーキットコースを使い、映画史上類を見ない規模で撮影を実施した。ブラッドはメキシコプレミアでの記者会見で、「F1レースシーズンにドライバーたちやチームと一緒に撮影できたことは本当に素晴らしい経験でした。何10年もこの仕事をやってきましたが、こんな経験をしたことはありません。感謝し続けます」と、本作ならではの“本物”のスケール感に心震わせたことを明かしている。
撮影においてもさらなる進化を遂げており、『トップガン マーヴェリック』を超える最新技術を導入し、あらゆる視点からの撮影を実現。まるでコックピットにいるかのような、臨場感あふれる迫力満点の映像が完成した。また、ブラッドらキャスト陣は数カ月に及ぶ厳しいトレーニングを経て、実際にF1マシンを操縦。極限までリアリティを追求している。今回解禁された映像でも、時速300キロを超える世界を捉えた大迫力のレースシーンや、エンジン音、クラッシュ時の緊張感など、“体感型エンタメ”の片鱗を味わうことができる。
映画『F1(R)/エフワン』は、6月27日より全国公開。