ジョニデら名優が豪華競演『オリエント急行殺人事件』予告編&ポスタービジュアル解禁

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12月8日に日本公開を迎える映画『オリエント急行殺人事件』より、予告編映像とポスタービジュアルが解禁され、アガサ・クリスティの同名小説を基に、ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリーら超豪華キャストが織りなすミステリーの内容が一部明らかになった。併せて、原作者・クリスティのひ孫と監督を務めたケネス・ブラナーからのコメントも公開された。
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映像の冒頭では、トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェット(デップ)と“正しき者の守護者”と世間から呼ばれる世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ブラナー)のやりとりが映し出される。やがてラチェットは刺殺されてしまい、「乗客全員が容疑者だ」と断言するポアロは、目的地のみが共通点で、境遇はさまざまな教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌の13名の捜査を開始。列車の外へ逃げる影や、ポアロに詰め寄る者、拳銃を構える者、暴力を振るう者、泣き叫ぶ者の姿からは、物語が激しく展開していくことがうかがえる。
同時に解禁されたポスタービジュアルは、「この列車には、名優たちが必要だった。」というキャッチコピー通り、名優ぞろいの本作の豪華さや魅力が伝わる仕上がりとなっている。
本作に対して、クリスティを曾祖母にもつアガサ・クリスティ社(ACL)の会長兼CEOのジェームズ・プリチャード氏は「曾祖母は列車が大好きでしたし、実際に彼女はオリエント急行に乗車していろいろな旅に出てたくさんの経験をして、それら全てが彼女の描くストーリーにつながりました。『オリエント急行殺人事件』は、彼女にとって間違いなく“特別な作品”です」とコメントを寄せている。さらに「ケネスが演じるポアロは、今までのポアロよりもスタイリッシュで、よりアクティブになっている。そして、これまでのポアロとは違ったアプローチで列車の外でのシーンもある」とも語り、原作ファンに対してもサプライズがあることを仄めかした。
一方、全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも監督を務め、本作ではポアロ役と監督を兼任したブラナーは、「アガサ・クリスティの作品を描くには、素晴らしい娯楽作というだけでなく、喪失感や、悲しみという心の奥深くに触れることになる。本作でも登場人物は、多くの感情的な秘密を抱えている」と解説。豪華キャストについては「深い感情を見事に体現できる名優たちとキャラクターを組み合わせることに興奮したし、彼ら全員を描くプロセスにもワクワクした。そして、皆で、積み重ねたストーリーの層をはがし、人間性の層もはがしていったんだ」と振り返っている。
映画『オリエント急行殺人事件』は12月8日全国ロードショー。