<ドラマアウォード2017>堺雅人、『真田丸』で主演男優賞を受賞も謙遜「助演を1年間積み重ねた」

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26日に都内で開催された「東京ドラマアウォード2017」授賞式にて、NHK大河ドラマ『真田丸』の演技で堺雅人が主演男優賞、草刈正雄が助演男優賞を獲得。堺は「助演を1年間積み重ねて頂いたような賞。共演者のおかげ」と謙遜し、草刈は「本当に素晴らしい役を頂いた」と喜びを語った。
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『真田丸』は、2016年1月から同年12月まで放送された時代劇。堺扮する真田信繁(幸村)の激動の生涯を描いた。同作ではまた、信繁の父親・真田昌幸役の草刈は「大博打の始まりじゃ!」「では、おのおの抜かりなく」などのセリフが注目を集め、視聴者に「ハマり役」だと絶賛された。
主演男優賞の堺は「自分でこうしよう、ああしようと思って作ったのではない。父だったり主君だったり兄だったり、その時の真の主役は別の方。主演を頂いたんですけど、助演を1年間積み重ねて頂いたような賞。共演者のおかげ」と謙遜しきり。
本作の舞台は、群雄割拠の戦国時代。主役としてシリアスな表情で演技に臨むことが多かったことについて堺は「自分の意志はほとんどこの役には入っていない。脚本家の三谷さんを含め、乗せられたような、そんな役作りだった」と振り返った。するとMCの石坂浩二が「口の端がね、今まで(の出演作)はカクッて上がってたんですけど、この作品は違う。下がってました」と独特の表現で評価。会場から笑いが漏れる中、堺は一呼吸置いてから「ありがとうございます…!」と感謝の念を述べた。
助演男優賞の草刈は「本当に素晴らしい役を頂いた」とニコリ。役作りは「どちらかと言うと、緻密に計算してやるほうではない。ざっくりつかむ」と明かし、ほほ笑んでいた。
『真田丸』は今回、堺と草刈の個人賞の他、作品賞(連続ドラマ部門)の優秀賞にも選出された。
【東京ドラマアウォード2017 受賞作品・受賞者一覧】
■作品賞<連続ドラマ部門>
グランプリ 『逃げるは恥だが役に立つ』TBSテレビ
優秀賞『真田丸』NHK
優秀賞『家売るオンナ』日本テレビ放送網
優秀賞『カルテット』TBSテレビ
優秀賞『バイプレイヤーズ』テレビ東京
優秀賞『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』関西テレビ放送
■作品賞<単発ドラマ部門>
グランプリ『破獄』テレビ東京
優秀賞『未解決事件file05.ロッキード事件』NHK
優秀賞『銭形警部』日本テレビ放送網
優秀賞『五年目のひとり』テレビ朝日
■作品賞<衛星・配信系ドラマ部門>
優秀賞『弱虫ペダル』スカパーJSAT
優秀賞『深夜食堂』NETFLIX
特別賞『精霊の守り人II 悲しき破壊神』NHK
特別賞『コールドケース』WOWOW
ローカル・ドラマ賞 『朗読屋』NHK山口放送局、『遠く離れた同じ空の下で』琉球朝日放送
■個人賞
主演男優賞 堺雅人『真田丸』
主演女優賞 新垣結衣『逃げるは恥だが役に立つ』
助演男優賞 草刈正雄『真田丸』
助演女優賞 仲里依紗『あなたのことはそれほど』
脚本賞 倉本聰『やすらぎの郷』
演出賞 金子文紀『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『あなたのことはそれほど』
プロデュース賞 那須田淳『逃げるは恥だが役に立つ』
■主題歌賞
星野源『恋』(『逃げるは恥だが役に立つ』主題歌)
■海外作品特別賞
『Nakee』タイ
『Anne(Mother)』トルコ
『ある日の午後』ベトナム