黒木華&野村周平、『ビブリア古書堂の事件手帖』実写映画化でW主演&初共演

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三上延による小説『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが、黒木華と野村周平のダブル主演で実写映画化されることが発表され、キャラクター写真が解禁された。実写化にあたり、黒木は「ミステリー映画として謎解きがすごく面白く、さらに栞子と大輔の恋愛など、いろいろなところに注目してお楽しみいただける作品だと思います」と語り、野村は「ゆったりとした、ビブリアの魅力的な世界観に浸っていただきたいです」とコメントを寄せている。
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『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズは、鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の店主である篠川栞子が、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始めた五浦大輔とともに、古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かす姿を描く。2013年に剛力彩芽主演でテレビドラマ化されており、このたび実写&アニメ映画化が決定していた同作の実写版キャストとスタッフが発表となった。実写映画でメガホンを取るのは『しあわせのパン』『繕い裁つ人』などのヒット作を手掛け、今年9月に最新作『幼な子われらに生まれ』が第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞を受賞した三島有紀子。
栞子を演じる黒木は「以前から原作は読んでいて、とても面白かったので今回のお話をいただいた時はうれしかったです」と喜びを口にする。だが、「栞子さんのビジュアルが強く印象に残っていて、そこがプレッシャーでもありましたが、ぼそぼそ喋るところだったり、人の目をぱっと見られないところだったり、雰囲気を近づけられるよう意識しました。また監督と『何か癖があるといいよね』とお話している中で、頭を掻くとか、推理をする時は人の目をバシッと見るとか、細かい仕草を詰めていきました」とプレッシャーを感じつつも、監督との役作りで黒木なりの栞子を作り上げていったようだ。
大輔役の野村は、今回初タッグを組む三島監督について「いい時はすごく褒めてくださりますし、アメとムチで上手に僕のことを躍らせてくれます」と明かす。自身が演じる役柄について「僕も活字に少し苦手意識があったりするので(笑)、大輔と共通点が多く、すごく入りこんで演じられています」とコメント。
三島監督は黒木について「栞子さんは黒木華さん以外に考えられませんでした。『繕い裁つ人』でご一緒させていただいていますし、演技については絶対の信頼があります」、野村の印象を「存在するだけでまわりの人の心がほぐれて明るくなり、根底に流れる心の強さみたいなものを感じました。野村さんが、ダメな男だけどストレートで素直な大輔を、楽しくそして深く演じてくれています」と伝えた。
今回の情報解禁に伴い、黒木演じる栞子と、野村演じる大輔のキャラクター写真も到着。ビブリア古書堂の本棚を背に、一冊の古書を手にする栞子は、少しミステリアスながらも神々しい美しさに包まれており、青いエプロンをかけビブリア古書堂店員として働く大輔は、何冊もの重厚な古書を抱えており、力強く頼もしい姿がうかがえる。
映画『ビブリア古書堂の事件手帖』は、2018年全国公開。