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21世紀フォックス、ディズニーに事業売却報道

映画

21世紀フォックス傘下である20世紀フォックスの代表作『アバター』は続編を制作中
21世紀フォックス傘下である20世紀フォックスの代表作『アバター』は続編を制作中(C)AFLO

 グループに映画会社20世紀フォックスを持つアメリカのエンターテインメント企業・21世紀フォックスが、傘下にある英SKY局や米FX局、ナショナル・ジオグラフィック局のテレビ制作事業や映画事業などの売却について、米ウォルト・ディズニー社と協議を進めていると、CNBCやDeadlineなどの海外メディアが伝えた。

【関連】20世紀フォックス作品『アバター』フォトギャラリー

 両社は数回にわたり協議を進めていたが、現地時間6日の時点で合意に至っていない。協議が中断しているが、すぐに再開する可能性があるとのことだ。

 21世紀フォックスは同社のニュースやスポーツの放送事業に集中する方向で事業再編戦略を練っている。その根底にはエンターテイメント事業よりも即時性の高いニュースの方が競争力を強化できるという考えがあるようだ。

 8月にNetflixからディズニー系列の映画を引き揚げると発表したディズニーは、2019年に独自のストリーミングサービスを確立する予定。21世紀フォックスのエンターテイメント事業や海外事業の買収は、そういった計画の強化につながり、コンテンツを充実させる狙いがあると見られている。

 全体的な契約内容や買収金額などの詳細は不明。ディズニーやフォックスは本件について、コメントを控えている。

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