タランティーノ新作、T・クルーズらにアプローチか ソニー・ピクチャーズが権利獲得

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映画『キル・ビル』シリーズや『ヘイトフル・エイト』のクエンティン・タランティーノ監督が、9本目となる新作のキャスティングでトム・クルーズやブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオらと接触しているとDeadlineが伝えた。
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これまでタランティーノ作品は、セクハラ疑惑でキャリアの崩壊を招いた大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが関係するミラマックスやザ・ワインスタイン・カンパニーのもとで製作・北米配給されてきた。しかし、今作はワインスタインの手を離れ、米ソニー・ピクチャーズが正式に世界的な権利を獲得している。
作品の内容については当初、カルト教団の指導者チャールズ・マンソン(現地時間19日に獄中で死去)率いる“マンソン・ファミリー”が、1969年に引き起こした女優シャロン・テート殺害事件を題材にしていると伝えられていた。今夏には映画『スーサイド・スクワッド』の女優マーゴット・ロビーが、シャロン役をオファーされたという報道があった。
最近になり、Vanity Fairがシャロン・テート殺害事件は背景的なストーリーとなり、映画界進出に野心を燃やす落ち目のテレビ俳優と、彼のスタントダブルを中心に展開すると伝えている。これは、タランティーノ監督が2人の主要な男性キャラクターの役でトムやブラッド、レオナルドに声をかけたというDeadlineの報道とつじつまが合う。
3人がキャスティングされるかは不明だが、いずれにせよ映画は群像劇になるとのこと。ロサンゼルスが舞台となり、2019年公開を目標に2018年の中頃には撮影を始める計画で進められている。最終的に誰がキャストに名を連ねるのか、続報を待ちたい。