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押見修造の人気コミック『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』映画化決定

映画

映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(C)押見修造/太田出版(C)2017「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会

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 押見修造の人気コミック『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が、南沙良・蒔田彩珠の主演で映画化され、来年7月に公開することを発表した。南は「悩みを乗り越えようとする様子を見た時に感じられるものが必ずあると思うので、是非たくさんの方に観ていただきたいです」とコメントを寄せている。

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 本作は、思春期を迎えた少年少女たちが抱える葛藤や苦悩を描きながら、誰しもが持っているコンプレックスとの向き合い方、自分のあるべき姿について描く。主演の南は、上手く言葉が話せないことに引け目を感じ、周囲と馴染めずにいる高校1年生・大島志乃を演じ、劇中では歌声も披露する。メガホンをとるのは、これまで林海象監督や押井守監督のもとで助監督を務めてきた湯浅弘章が監督を務め、脚本は『百円の恋』の足立紳が担当。南、蒔田のほかキャストには萩原利久、小柳まいか、池田朱那、柿本朱里、中田美優、蒼波純、渡辺哲、山田キヌヲ、奥貫薫らが名を連ねている。

 音楽好きだが音痴な同級生・岡崎加代を演じる蒔田と共に主演を務める南は「小学生の頃から押見先生の作品が大好きだったので、お話を頂いた日は嬉しさのあまり興奮してなかなか寝付けない反面、作品の世界観を崩してしまわないかと少し不安な気持ちになりました」と当時の胸の内を告白。だが、本作で映画初主演を飾ることもあり「こんなに早く主演をやらせていただけるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです」と、喜びのコメント。また、「他の人と違う部分やコンプレックス、劣等感、自分の嫌いなところなど、誰もが持っているような〈悩み〉や〈苦しみ〉。志乃と加代、菊地それぞれが、その悩みを乗り越えようとする様子を見た時に感じられるものが必ずあると思うので、是非たくさんの方に観ていただきたいです」とも語っている。

 一方、原作者の押見は「漫画以上に、まるで現実に起こったことをそのまま切り取ったような感触でした。志乃、加代、そして菊地の3人が、生々しく存在していると思いました」と“実写”の印象を明かす。「泥臭い青春映画でありながら、恥ずかしくなるほどキラキラしていて。そして、むせかえるような思春期のオーラに満ち溢れている。漫画を超えて、広く心に届く作品を作っていただいたことに感謝します」とメッセージを寄せている。

 映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は2018年7月より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

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