最低映画の祭典ラジー賞、『トランスフォーマー/最後の騎士王』が最多9ノミネート

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アカデミー賞の裏で最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)。第38回となる今年も不名誉な候補がアカデミー賞ノミネーション前に発表され、マイケル・ベイ監督の人気シリーズ5作目『トランスフォーマー/最後の騎士王』が最低映画賞や最低主演男優賞を含む最多9ノミネートを獲得した。
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昨年のノミネーションは1部門6作品または6名だったが、今回は再び5作品、5名に戻ったラジー賞。常連のマイケル・ベイ監督によるシリーズ最新作は、2014年の前作『トランスフォーマー/ロストエイジ』の7ノミネートを上回る結果となった。最低主演男優賞候補のマーク・ウォールバーグは、ウィル・フェレルと共演するコメディの続編『パパVS新しいパパ2』の演技も否定される結果に。
他にも最低主演男優賞候補には人気俳優が名を連ね、興行的に失敗した『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のトム・クルーズや、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のジョニー・デップなども選出された。最低主演女優賞候補には、『ザ・サークル』のエマ・ワトソンの名前が挙がっている。
『トランスフォーマー/最後の騎士王』に次ぐ8ノミネートを獲得したのは、ベストセラー官能恋愛小説の映画化第2弾『フィフティ・シェイズ・ダーカー』。最低映画賞ほか、ダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが、それぞれ最低主演女優賞、最低主演男優賞候補に挙がっている。
授賞式は、アカデミー賞授賞式の前日となる現地時間3月3日に開催予定。
第38回ゴールデンラズベリー賞のノミネーションは以下の通り。
■最低映画賞
『ベイウォッチ』
『絵文字の国のジーン』
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
『トランスフォーマー/最後の騎士王』
■最低主演女優賞
キャサリン・ハイグル『Unforgettable(原題)』
ダコタ・ジョンソン『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
ジェニファー・ローレンス『マザー!』
タイラー・ペリー『Boo 2!A Madea Halloween(原題)』
エマ・ワトソン『ザ・サークル』
■最低主演男優賞
トム・クルーズ『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
ジョニー・デップ『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
ジェイミー・ドーナン『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
ザック・エフロン『ベイウォッチ』
マーク・ウォールバーグ『パパVS新しいパパ2』『トランスフォーマー/最後の騎士王』
■最低助演男優賞
ハビエル・バルデム『マザー!』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
ラッセル・クロウ『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
ジョシュ・デュアメル『トランスフォーマー/最後の騎士王』
メル・ギブソン『パパVS新しいパパ2』
アンソニー・ホプキンス『アウトバーン』『トランスフォーマー/最後の騎士王』
■最低助演女優賞
キム・ベイシンガー『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
ソフィア・ブテラ『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
ローラ・ハドック『トランスフォーマー/最後の騎士王』
ゴールディ・ホーン『クレイジー・バカンス ツイてない女たちの南国旅行』
スーザン・サランドン『A Bad Moms Christmas(原題)』
■最低スクリーン・コンボ賞
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
2人のキャラクター、2つの大人のおもちゃ、2つの体位のコンビネーション
『トランスフォーマー/最後の騎士王』
2人の人間、2体のロボット、2つの爆破のコンビネーション
『絵文字の国のジーン』
2つの不快な絵文字
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
ジョニー・デップ&使い古した泥酔パターン
『Boo 2!A Madea Halloween(原題)』
タイラー・ペリー&みすぼらしい古ドレス、または使い古したウィッグ
■最低リメイク、パクリ、続編賞
『ベイウォッチ』
『Boo 2!A Madea Halloween(原題)』
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
『トランスフォーマー/最後の騎士王』
■最低監督賞
ダーレン・アロノフスキー『マザー!』
マイケル・ベイ『トランスフォーマー/最後の騎士王』
ジェームズ・フォーリー『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
アレックス・カーツマン『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
トニー・レオンディス『絵文字の国のジーン』
■最低脚本賞
『ベイウォッチ』
『絵文字の国のジーン』
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
『トランスフォーマー/最後の騎士王』