阿部寛、『新参者』シリーズ完結に「感無量」 松嶋菜々子と共に続編を熱望

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阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、福澤克雄監督が、27日に都内で開催された映画『祈りの幕が下りる時』の公開初日舞台挨拶に出席。阿部はシリーズのフィナーレを飾る本作について「感無量です。完結となりますけど、自分の中でもしっかりと完結できた素晴らしい作品だと思います」と語った。
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本作は、東野圭吾原作の『新参者』シリーズの完結編。「加賀恭一郎シリーズ」の10作目で、第48回吉川英治文学賞を受賞した同名小説を基に、加賀恭一郎(阿部)の母がなぜ息子を残し失踪したのか、加賀が日本橋に留まる理由、そして加賀がなぜ「新参者」になったのかをひも解く。
主演の阿部は「心の琴線に触れて、感情が揺さぶられる映画ができました。感無量です。完結となりますけど、自分の中でもしっかりと完結できた素晴らしい作品だと思います」と力強くコメント。また「8年やらせていただきました。これは皆さんが愛してくださったおかげだと思います」としみじみ語り、「あとは、東野さんが書くかどうかですね(笑)」と続編にも乗り気な様子。
一方、事件の鍵を握る美しき舞台演出家・浅居博美に扮した松嶋は、テレビシリーズから見ていたことを明かし、「一視聴者としても、ぜひ東野先生に続編を書いていただきたいなと思っております」とニッコリ。阿部は松嶋との共演について「超綺麗でしたよ。今日もですけど、ずっと見ていたい」としつつ、「松嶋さんの演技に引き込まれていって、加賀もこういう表情になっていくんだなという…。ともにその空間を作らしていただいたっていうのは、今回すごくうれしかったです。本当に、松嶋さんとなぜ今まで共演がなかったんだろう(笑)。これからも、ぜひ!(笑)」と話した。
当日は、主題歌『東京』を手掛けたJUJUが観客にサプライズで登場し生歌を披露。また、8年間にわたって阿部とともにシリーズを作り上げてきた溝端が感謝の気持ちを涙ながらに語ったほか、女性陣から阿部に花束が贈られた。