事務所独立の真木よう子、明日を前向きに生きるコツは「笑うこと」

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1月に所属事務所から独立した女優・真木よう子が9日、映画『焼肉ドラゴン』の完成披露試写会に出席。久々の表舞台で、明日を前向きに生きる秘訣を問われて「笑うこと」だと明かした。
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本作は、数々の演劇賞を受賞した同名戯曲を原作とする大衆劇。高度経済成長に浮かれる時代の片隅で生きる在日韓国人の焼肉屋一家と、その周囲の人々の生き様を活写する。本イベントには真木、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋、鄭義信監督の5名が出席した。
美人三姉妹の長女・静花を演じた真木は「どんな境遇であっても、ぶつかったり本音を言い合ったりして、でも笑い合って、助け合いながら…。言ってしまえば、これが理想の家族なんじゃないかな」と同家族の魅力について解説。「最後はスゴく心の中が希望で満ち溢れて、温かい気持ちになる映画」とアピールした。
三女・美花役の桜庭が韓国語のセリフの発音に苦労したと話すと、真木は「万博」の関西弁のイントネーションに苦戦し「20テイクくらい重ねた」と告白。すると大酒飲みの哲男を演じた大泉が「(真木は)方便指導の方に怒られると大体キレてる。大体モメてた」と話して、真木たちを笑わせた。
感情表現の激しい次女・梨花を熱演した井上は、クランクイン初日に撮った大泉と自転車に乗るシーンを回想。監督から台本にない関西弁の罵声セリフを追加され、余裕のない状態だったが「大泉さんの自転車の運転がとにかく下手で、お尻をガンガン打って…自然と怒りが湧いてきた。(怒るシーンで自然と怒れて)感謝しています」と述懐し、会場の爆笑と拍手を誘った。
イベントでは、新生活を迎える人が多い4月にちなんで、明日を前向きに生きる秘訣を各キャストが告白。真木は「笑うこと」と答え、「色んなことがあるかもしれないけど、考えてもしょうがないから笑っとけ、と。結構笑ったら『ま、いっか!』ってなりませんか?」と語って笑顔を見せた。
一方、大泉は「今日一日をボヤいて寝る」と回答。「あのね、(真木ら)君たちのようなキレイごとで大人は元気が出ませんよ。結局はね、ボヤいた方がいいんですよ!」と話すと、井上から「(現場で)常にボヤいてた」とツッコまれ、大泉は大きな笑い声を上げていた。
映画『焼肉ドラゴン』は、6月22日より全国公開。