大食い大会で世界一辛い唐辛子を食べた男性が病院に搬送

ニューヨークで開催された大食い大会中に、世界一辛いとされる唐辛子を食べた男性(34)が体調不良に陥り病院に搬送された。男性が食べた唐辛子はキャロライナ・リーパーと呼ばれる種。男性は唐辛子を食べた後吐き気を催し、その後は首の痛みや数秒感続く“雷のような”頭痛に見舞われたという。海外メディアSkyNewsが伝えた。
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医学雑誌BMJ Case Reportsによると、2016年に開催されたその大食い大会の後、その男性は複数の神経疾患の検査を受けたものの全て陰性だった。その後、医師たちは彼の症状を一時的に脳への血管が収縮する可逆性脳血管収縮症候群(RCVS)と診断した。同誌によると、RCVSは一般的に処方薬の服用後や違法薬物を摂取した際に“雷のような”頭痛とともに起こるとされる。唐辛子を食べた後にその診断がなされた事例は初めて。
同誌の記事の著者の一人、クロサンガン・ガナセカラン博士は、この診断は「全員にとって驚きだった」とコメント。また、同記事では非常に辛い唐辛子を食べる危険性に触れ、このような症状が出た際には速やかに医療機関を訪れるよう勧めている。
キャロライナ・リーパーはハラペーニョとナガ・バイパー・チリの交配種で、世界で最も辛い唐辛子とされている。