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監督が毛をそるよう説得 ゴダールになりきったルイ・ガレル場面写真到着

映画

『グッバイ・ゴダール!』場面写真
『グッバイ・ゴダール!』場面写真(C)LES COMPAGNONS DU CINEMA ‐ LA CLASSE AMERICAINE ‐ STUDIOCANAL – FRANCE 3.

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ルイ・ガレル

ミシェル・アザナヴィシウス

 映画『グッバイ・ゴダール!』から、本日35歳のバースデーを迎えた俳優・ルイ・ガレルの場面写真が到着。解禁されたビジュアルには、ヘアスタイルまで巨匠監督ジャン=リュック・ゴダールそっくりに仕上げたルイの驚きの役作りが収められている。

【写真】『グッバイ・ゴダール!』ルイ・ガレル場面写真&ポスタービジュアル

 本作は、女優にしてゴダールの2番目の妻となったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説を、『アーティスト』でアカデミー賞の作品賞や監督賞を受賞したミシェル・アザナヴィシウス監督が映画化。主演のルイが、時代の寵児として精力的に映画製作に励んでいた30代のゴダールを演じる。ヴィアゼムスキーに扮するのは、『ニンフォマニアック』で鮮烈なスクリーンデビューを果たしたステイシー・マーティン。

 アザナヴィシウス監督は、ルイの起用理由について「ルイは聡明でありながらコメディにも長けている。ルイのような笑いのセンスを持ちながら、非常に才能豊かで勤勉な役者が絶対に必要だった」と語る。しかし、ゴダールの大ファンであるルイは、オファーに対し、自分にとって神に等しいゴダールを演じることをすぐには決断できなかったという。

 監督と対話を重ね、本作が伝記映画ではなく、人生の転換期と歴史上の転換期を同時に迎えたひとりの映画製作者についての物語であり、ラブストーリーであるという趣旨を理解したルイは、出演を決意。実際に演じてみると、そのそっくりさに監督が「モノマネは望んでいない」と伝えるほどだったとのこと。

 監督は「読み合わせでちょっとでもルイが真似をすると、途端にとてもおもしろくなっちゃうんだ。しかも正直僕はそれが大好きだった。しばらくは抵抗したけど、そのうち観客が人物像を受け入れられるぐらいにゴダールを真似るのはアリにしようと思った」と、ついにそのそっくりな演技を受け入れたことを明かしている。

 解禁された場面写真は、カメラを構える姿や、スーツにサングラスでたたずむルイ扮するゴダールの姿を収めたもの。驚くべきは、ゴダールの特徴的なヘアスタイルまで完璧に再現しているところだ。リアリティを追求するため、監督はルイに毛をそるように説得。ルイは豊かな髪の毛を捨ててゴダールになりきる役者魂を見せつけた。

 映画『グッバイ・ゴダール!』は7月13日より全国公開。

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