逝去したフレンチの神様も登場『世界が愛した料理人』 服部幸應も追悼
6日に亡くなったフレンチの巨匠ジョエル・ロブションも登場する美食ドキュメンタリー映画『世界が愛した料理人』から場面写真が解禁となった。また、同じく本作に登場する服部学園理事長・服部幸應のロブションへの追悼コメントも届いている。
【写真】『世界が愛した料理人』場面写真ギャラリー
第67回ベルリン国際映画祭カリナリー部門で上映された本作は、スペイン史上最年少でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人エネコ・アチャが、料理の真髄・魂とは何かを求めるために、「すきやばし次郎」をはじめとする日本の名店を巡る美食探求ドキュメンタリー。
本作には今月6日に73歳で死去した「フレンチの神様」と呼ばれる巨匠ロブションも登場する。1981年にパリで自身の店をオープンし、わずか3年でミシュラン三ツ星を獲得したロブションは、以降96年の閉店まで三ツ星を保持し続けた。
本作では、ロブションが生前にカメラの前でインタビューを受ける様子も映され、世界中に「食」を通して幸せを与えてきた「フレンチの神様」の創作の秘訣も明らかになる。長年連れ添ってきた料理への思いを問われたロブションは、まるで我が子の話をするように温かく愛がある言葉を紡ぎ、「私は食材に愛情と敬意を持っています。料理にもそれが表れているはず」と語っている。
また、偶然にもロブションと同い年で、約40年間に渡る親交を築いてきた服部は、「彼の料理はパーフェクト。その完璧さに近付こうとする姿勢に自分も影響を受けた」と、ロブションの死を悼むコメントを寄せている。
映画『世界が愛した料理人』は9月22日より全国順次公開。
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