『西郷どん』30話、“怪人”登場 岩倉具視と吉之助が出会う

関連 :
NHK大河ドラマ『西郷どん』、今週放送の第30話「怪人 岩倉具視」では、京に戻った吉之助(鈴木亮平)が一蔵(瑛太)と共に、朝廷工作の切り札として岩倉具視(笑福亭鶴瓶)を訪ねる。この鶴瓶演じる岩倉の面白さもあり、最近の回には珍しい、吉之助の人間的な面が多く出ている回になるという。
【写真】『西郷どん』第30話フォトギャラリー
岩倉は下級の公家ながら、かつて孝明天皇の妹・和宮と将軍・徳川家茂の縁談をまとめたすご腕。しかし今は朝廷から追放され、貧しいちっ居生活を送っていた。生気を失い、会えば金の無心。どうも当てにならない。
そんなとき桂小五郎(玉山鉄二)と岩倉の家で再会。薩摩は裏切りモノと憤る桂に一蔵も激怒。一触即発の事態となる。
鈴木は30話について、「笑福亭鶴瓶さんの魅力で引っ張ってくださった45分、きっと肩の力を抜いて楽しんでいただけると思います」と紹介。「ちょっと笑えるシーンも多いので、久々に人間的な吉之助を目撃していただけるはずです」と語っている。
先週放送の第29話「三度目の結婚」では吉之助は久々に薩摩に戻っていた。吉之助は一蔵に、徳川家のことだけを考える幕府を見限って、薩摩は長州の味方につくと語るが、一蔵は賛同できない。一方西郷家では、家族や周囲の人々は吉之助に結婚を勧める。そんな中、一蔵の妻・満寿(美村里江)が糸(黒木華)を吉之助に引き合わせるが、糸は「自分は吉之助にふさわしくない」と固辞する。翌日吉之助は糸を訪ね改めて結婚を申し込むが、「自分は子が産めないから」と拒否。だが、吉之助の思いに心が動いた糸は、吉之助が京へ発つ日、追いかけていき、「妻になりたい」と告げる、という内容だった。
NHK大河ドラマ『西郷どん』第30話「怪人 岩倉具視」はNHK BSプレミアムにて8月12日18時、総合テレビにて20時放送。